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エモーショナル・レスキュー/ローリング・ストーンズ〜レゲエなどを取り入れ実験的とも言われるものの、シンプルにカッコいいヒットアルバム

エモーショナル・レスキュー/ローリング・ストーンズストーンズのアルバムについて、前回の「女たち(Some Girls)」からの3枚を順番につぶやくということで進めてます。

ということで、その「女たち」に続いてリリースされたのが、こちらのアルバムですね。

エモーショナル・レスキュー
Emotional Rescue

1980年発表です。
時期的には、ちょうどこの前後あたりから、リアルタイムで聴いていたかもしれません(実際にこのアルバムを手にしたのは、もうちょっと後になってからですが)。

第1弾シングルの「エモーショナル・レスキュー」はミックのファルセットやそのリズムもあって、かなり印象的ですよね。ラジオでよく流れていましたが、やはり最初はそのサウンドにちょっと戸惑いました。

何せ、それまでは、ストーンズといえばブルースやR&Bをベースにしたストレートなロックばかりという認識でしたから。とはいえ、前回書きましたが、「ミス・ユー」も初めて聴いたときはビックリしましたけどね。

その「ミス・ユー」を継ぐような「ダンス」から始まり、キースが気持ち良さそうに歌っている「オール・アバウト・ユー」まで、緊張感溢れるタイトな演奏は相変わらずですが、レゲエが意識されていたりもして、前作に負けずバラエティに富んでますね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
それにしてもミックのヴォーカルは、今さらながらにカッコいいし、上手いですよね。
ほんと、何を今さら言っている、と言われるのは当然のことなんですが、このような色々な歌い方を聴くと改めて思います。

このアルバムでは、キースとロンのギターはアンサンブルに徹しているような感じですね。
相変わらず2人は抜群のコンビネーションで聴かせてくれています。

それにしても前作、今作(そして、次作)と、ここにきてもの凄い勢いですよね、この頃のストーンズは。
この頃は、改めて偉大なロック・バンドとしての地位を確かなものにした時期なのでしょうね。

このアルバムは、よく実験的な~云々、なんていわれているようですが、前作に続いて相当売れたようですし、何より聴いていて、単純にカッコ良く、そして楽しいです。さすがです。


※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.7.13)

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