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ダーティ・ワーク/ローリング・ストーンズ〜キースとミックの関係悪化の中で製作されるもロック・スピリット溢れる演奏は健在

ダーティ・ワーク/ローリング・ストーンズ前回まで、ローリング・ストーンズの初期のアルバムについて続けていましたが、その流れでストーンズをもう1枚。

ダーティ・ワーク
Dirty Work

1986年発表。この時期だと新譜で購入してます。
前作「アンダーカヴァー」(1983年)からは、ちょっと間が空いていますね。

ダーティ・ワーク/ローリング・ストーンズ_img写真のジャケットが赤いのは、外側を覆っている赤いビニールが今もそのままなんです。
ちなみにステッカー付でした。2枚程使ってます(笑)

時期的には、ミックの初のソロアルバム「シーズ・ザ・ボス(She’s The Boss)」(1985年)の後になるわけですが、それもあってかキースとミックの仲が相当悪くなっていたようですね。

それだけに、このアルバムに対する期待と不安というものがあったと記憶しています。
フロント2人の対立とか、この時代のサウンドを意識した音作りとか、時期的には難しい時期だったようですね。

ただ、キースとロニーのギター・ワークは相変わらずご機嫌ですし、ロック・スピリット溢れる演奏は健在で、内輪のゴタゴタや周囲の評価は分かりませんが、ストーンズここにありと、改めて存在感を示したアルバムだったと思います。
怒りとか緊張感とかはストーンズにとってはパワーに変わってしまうんではないでしょうかね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
「ハーレム・シャッフル」がシングルでヒットしていましたね。
MTVなんかでもよく流れていて、やっぱりカッコよかったです。
1曲目の「ワン・ヒット」のギターは…、ジミー・ペイジなんですね。ハードだと思いました。

「エモーショナル・レスキュー」あたりからでしょうか、時々キースのリード・ボーカルがアルバムの最後の曲になっていますが、その最後の曲「スリープ・トゥナイト」の後に、イアン・スチュアートによる「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」(Key To The Highway)が流れてアルバムは終わってます。

「6人目のストーンズ」イアン・スチュアートが1985年12月12日に47歳で死去してるんですよね。残念です。

当時としては、とにもかくにも、待ちに待っているストーンズのアルバムでしたから、細かい事より、ミックのヴォーカルとキースのギターを始めとするストーンズの演奏をただただ楽しむだけでしたね。

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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.9.28)


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