最初はローリング・ストーンズを聴いて、この人のギターが気になりだしたのですが、“ストーンズの”というよりは、一ギタリスト、一ミュージシャンとしてファンになってしまったんですよね。
ロン・ウッドで、今回はこのブログでは2枚目となる、こちらのソロ・アルバムです。
「ナウ・ルック」(Now Look)
1975年発表の、ソロとしては2作目ですね。
国内盤の中古を手にしました。
正確には分かりませんが、時期的にはフェイセズが1975年に解散して、1976年にストーンズのメンバーとなっているので、その間の時期に発表されたものですね。
R&Bをベースとした(そして今回はちょっとファンキーでオシャレな雰囲気もある)そのサウンドは、相変わらず肩ひじ張らない、リラックスしたご機嫌なロックですね。気負いがまったくないんですよね。
この人のギター、それにスライドが好きなんですよね。技巧的ではないですが味があります。
ヴォーカルもなかなかいいです。ちょっと頼りなさげな気だるくハスキーな声がハマってます。
1曲目の「I Got Lost When I Found You」からタイトなリズムとギターのリフが心地よいですね。
ベースのウイリー・ウイークスとドラムスのアンディ・ニューマークが素晴らしいです。って、そんなにこの2人の事は詳しくは知らないんですが、アルバム通してブイブイ、バシバシとリズムを引っ張っています。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。ボビー・ウーマックが共同プロデュース、ギターやボーカルも担当していて、そこら辺の影響も大きそうです。
キースも数曲で参加していますね。
そのキースも参加するB面4曲目のソウルの名曲「I Can’t Stand The Rain」はたまらなくカッコいいです。
個人的にはこのアルバムの中で一番です。
ストーンズでは入れ替わりとなる、ミック・テイラーも1曲スライドで参加しているのが、時期的には面白いですね。
それにしても、やっぱりいいです、ロニーは。
聴くこちら側も、気負わずゆったり構えて、お酒でも飲みながらロニーのご機嫌なロックに耳を傾けるのが良いかと。
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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.9.29)