ローリング・ストーンズの初期のアルバムで、持っているものをまとめてつぶやいていますが、ひとまず最終回です。今回で5枚目で、初期のアルバムで持っているのはこのくらいです。
以前、このブログ内で触れたことがあるのですが、ストーンズのアルバムとして初めて聴いたのが、中学生の時に同級生が貸してくれた「アフターマス」でした(写真は間違っているわけではありません。その話は後ほど)。
今考えると、本当にその同級生は渋い趣味ですよね。
ただ、それをいつものカセット・テープで聴いていたもので、アルバムは持っていなかったんです。
発売時期から言うと、順番としては前回投稿の「ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!」の前に登場するアルバムなんですが、手に入れた経路等の事情がちょっと違うので、後回しにしました。
「アフターマス」(Aftermath)
1966発表ですね。
実はこれは学生の頃、イギリスに留学していた友人が帰国した時にお土産として買ってきてくれたものなんです。
しかもなんと、フランス盤。
その友人はイギリスに留学していたはずなのに…
もちろん中古盤で、とりあえずキズだらけですが、海外の聴き込まれたレコードとなると、ちょっと感慨深かったりして…
当然、詳細等はまったく分かりません。内容はフランス語ですから(って、英語でも分からないんですけどね)。
ジャケットも見た事のないものでした。
なので、お土産としてもらった時も、初めて見るそのジャケットに、いったいどんな内容のものなのだろうかと思ったのですが、ジャケットの文字と中の収録曲をよく見て、やっと、あ~「アフターマス」だと理解しました。
お土産でもらって本当に嬉しかったです。ストーンズのアルバムとして初めて聴いた、個人的にも思い出深いアルバムですからね。確かに収録曲は「アフターマス」ですしね(当然ですが)。
それで「アフターマス」についてですが、ここでもまたUS盤とUK盤に内容の違いがあるんですね。
更にこれはフランス盤という、輪をかけて訳の分からない状況ですね。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。左がUKバージョンのジャケット。
ちなみにこのフランス盤は収録曲を見ると、基本はUK盤仕様のようですが、2曲少ないようです(「邪魔をするなよ」(Doncha Bother Me)と「シンク」(Think)がないようです)。
まったく、ややこしくて困ったものです。
収録曲がジャガー/リチャーズのオリジナル曲のみですが、そのように作られたのはこれが最初の作品のようですね。ただ2人の存在感が増していった分、ブライアンのカッコいいギターというのが、ちょっと影を潜めているでしょうか。
ブライアンのシタールやダルシマーなんかの演奏が見事にハマっている分、かえって個人的には寂しいですね。
ちょっと残念ですが、この辺りから脱退に向かっているんですかね。
収録曲では何と言っても、ライブの定番「アンダー・マイ・サム」ですかね。
それに、「レディ・ジェーン」「ゴーイン・ホーム」「アウト・オブ・タイム」「テイク・イット・オア・リーヴ・イット」等々、きりがないです。アルバム全体通して、派手さはないですが、勢いだけではない、素晴らしい曲が揃っています。
久しぶりに聴いて、懐かしくも、これが初期のストーンズの集大成で、以後のサウンドの方向性を示した作品なんだろうなぁ、と思ったりもします。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。なんたって、持っているのがフランス盤ですからね(笑)
ちなみに、写真のCDはUK盤仕様で、私が中学生の時に聴いたのもUK盤仕様です。
◆iTunes StoreでAftermath (UK) – ザ・ローリング・ストーンズをチェックする。
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※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.9.27)