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J.J.ケイルのベスト・アルバム「スペシャル・エディション」〜初めて手にしたJ.J.ケイルのアルバムは8枚目までのベスト盤

J.J.ケイル/スペシャル・エディションダイアー・ストレイツのライナーノーツにも出てきた、J.J.ケイル(その時の記事はこちら→ダイアー・ストレイツのデビュー・アルバム「Dire Straits(悲しきサルタン)」)。

それ以外にも、エリック・クラプトンの「コカイン」や「アフター・ミッドナイト」、レイナード・スキナードの「コール・ミー・ザ・ブリーズ」等々、高校生の時に色々とロックを聴き広げていくと、J.J.ケイルの名前やカバー曲を時折目にするようになってきて、非常に気になっていました。

ただ、高校生当時、J.J.ケイルについては本当に情報がなかったんです。
というか、その後もなかったんですが…

その頃既に、J.J.ケイルはアルバムを数枚出していたのですが、地方のレコード店にはなかなか置いてなくて、探しました。

そして、何とか何枚かは見つけたのですが、ガバーされてる曲の原曲を色々聴く為に、何枚も買うのは当時の小遣いでは当然無理で、上記の様な曲を一度に聴くには、やはりベスト・アルバムしかないと思っていて、気にしながらレコード店に行くたびに探したものです。

とは言え、そもそもベスト・アルバムが出ているのかどうかも知らなかったのですけどね。

そうしていると、しばらく経ってからですが、運良く初のベスト・アルバムが発売されたんですよね(たぶん1984年)。で、それに飛びついて、やっとJ.J.ケイルを聴くことが出来ました。それがこのアルバムです。

スペシャル・エディション」(Special Edition)


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
この時点でリリースされていた、8枚のアルバムからのベストで、ちなみに冒頭の3曲もしっかり入っていました。
「アフター・ミッドナイト」のカッコいいこと、カッコいいこと。

とにかく渋い。職人さんです。
味があるとは、こういうことなんだろうかと、当時の私は何となく納得してしまいました。

南部の香りに、シンプルで泥臭くて、ラフにも聴こえるそのギターやバンドの演奏、つぶやくようなヴォーカル。
どれもが耳から離れず、いつの間にか、虜です。

実際、曲は本当に良い曲ばかりなんですよね、これが。
それに、ギターも派手さは(まったく)ないものの、何とも効果的に入ってくるんですよね(確かに、ダイアー・ストレイツのライナーノーツにあるように、よく似ています。ダイアー・ストレイツがJ.J.ケイルに似ているんですよね)。

私にとっては、この頃最大の出会いでした、J.J.ケイルの音楽は。
こうなると、やはり、オリジナル・アルバム8枚がどうしても聴きたくなりましたね。

◆iTunes StoreでJ.J. Caleをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.3.23)