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オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン/デラニー&ボニー&フレンズ〜クラプトンが傾倒して参加した南部の香り漂う名盤

オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン/デラニー&ボニー&フレンズ元々、この人たちの名前を知ったのは、エリック・クラプトンつながりだったのですが、どうしても聴きたかったんですよね。そのエリック・クラプトンが、クリーム、ブラインド・フェイスとスーパー・バンドを経て、次への道しるべとして傾倒したということですから。

それが、夫婦デュオのデラニー&ボニーです。

そして高校生の時に、札幌でついに見つけました。輸入盤ですが、速攻で購入しました。

On Tour with Eric Clapton/Delaney & Bonnie & Friends
(オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン)

デラニー&ボニーが、1969年の彼らのイギリス・ツアーの模様を収録した、1970年発売のデラニー&ボニー&フレンズ名義のライブ・アルバムで、名盤ですね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
バンドは大所帯で、中にはデイヴ・メイソン、リタ・クーリッジの名前もあります。それに、クラプトンがこの後デレク・アンド・ザ・ドミノスを組むことになる、カール・レイドル、ジム・ゴードン、ボビー・ウィットロックも一緒ですよね。

やはり、このバンドがクラプトンにとっての転機だったのでしょうかね。
これだけのメンバーが集まってくるんですから、よっぽど当時のデラニー&ボニーの音楽はミュージシャン達に影響力と魅力があったのでしょうね。

それにしても、「Things Get Better(シングス・ゲット・ベター)」から始まるこのアルバムを聴くと、皆、本当に楽しそうに演奏しているのが音から伝わってきますよね。

デラニー・ブラムレットとボニー・ブラムレット夫婦デュオのボーカルは、ソウルフルで迫力あってスカッとします。

何だかクラプトンのギターもご機嫌で、とにかく、どの曲もグルーヴ感が凄くて、聴いているこちらが楽しく、ワクワクしてきて、何とも言えない高揚感です。

アルバムを聴いていると、きっかけとなったエリック・クラプトだけに注目してられないです。
南部の香りがして、R&B、ブルース、ゴスペルにロックに…と、そのサウンドに引き込まれますね。

当時の私は思ったものです、「これがスワンプ・ロックか!」と。

◆iTunes StoreでOn Tour With Eric Clapton – Delaney and Bonnieをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.3.28)