元々、トム・ペティはニュー・ウェイブ系のような扱いでシーンに登場してきたようですが、個人的には、そもそも最初に耳にしたのが1985年発表の「Southern Accents」からの曲だったので、渋い曲からポップな曲まで、純粋にアメリカン・ロックをストレートに聴かせてくれるミュージシャンという印象でした。
で、アルバムとして最初に手にしたのは、その「Southern Accents」ではなくて、次に出たアルバムです。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのこちら。
「Pack Up The Plantation – Live!」
1986年発売の2枚組のライブ・アルバムですね。
1曲目の、バーズの「ロックン・ロール・スター」からしてそうですが、そのバーズのカバーや南部の香りのする曲等もあったりして、この人の基本はやはりそこら辺、愛すべきアメリカン・ロックにあるのかなぁ、と再確認したものです。
何と言っても、ストレートなバンド・サウンドが魅力ですが、ちょっと鼻がつまったような甲高い声に、好みが分かれる所かもしれません。
しかし、それも含めて気に入ってしまいました。
レコードの中で観客が大合唱している「ブレイクダウン」なんかはライブの魅力いっぱいで、これは是非、スタジオ・ヴァージョンも聴いてみたくなりましたね。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。それに、何と言ってもマイク・キャンベルをはじめとしたハートブレイカーズの息の合った演奏が、臨場感たっぷりで良いですね。
このアルバムでもう一人、参加している人で気になる人物がいて、その人が、スティービー・ニックス。
言わずと知れた、フリートウッド・マックのヴォーカリストですが、この頃は、ソロ活動を活発に行っていた時期のようですね。
フリートウッド・マック自体は、この時点では、アルバムは持っていなかったのですが、お決まりのカセット・テープでよく聴いていて、この人の歌声が好きだったんですよね。
トム・ペティとの掛け合いが、何ともハマっています。
トム・ペティは何だかとても気に入ってしまって、この後も結構聴く事になりました。
ただ、このライブ・アルバムはその中でも特別で、個人的に何故かしら聴くと元気の出るレコードで、勢いつける時によく聴いていました(笑)
◆iTunes StoreでTom Petty & The Heartbreakersをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.7.4)