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ロング・アフター・ダーク/トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ〜一層シンプルでスリリングなアメリカン・ロックはよりストイックな印象も受ける5作目

ロング・アフター・ダーク/トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズアルバム「破壊」(1979年)でその人気を確固たるものとし、アメリカを代表するロック・バンドとなった、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ。次の「ハード・プロミス」(1981年)に続いて出されたアルバムがこちら。

ロング・アフター・ダーク
Long After Dark

1982年発表の5作目。中古の国内盤を手にしました。
まず、アルバムを聴いてみると、よりストイックな感じで、クールとも言える印象を受けます。
前作で時折見せていた、落ち着いた感じの音はほとんど聴かれません。

とはいえ、本作でもトム・ペティとハートブレイカーズの一体感は見事で、バンドとしての完成度はさすがに高いです。
ただ、このアルバムから、ロン・ブレアに代わってホウイー・エプスタインがベースに加わってますね。

収録曲では、アルバム最初から「A One Story Town」「You Got Lucky」と、続けて印象的な曲が並んでいて、続くA面3曲目の「Deliver Me」は結構好きな曲ですね。

更に、A面4曲目の「Change Of Heart」も、って感じで、続くどの曲でもストレートでしなやかなロックを聴かせてくれています。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
これまでより一層シンプルでスリリングなアメリカン・ロックとも言えそうですが、ちょっと緊張感ありすぎかも(汗)

アルバム最後の「A Wasted Life」だけは、ちょっとエキゾチックな、しんみりした曲ですね。

人気を決定づけた前々作「破壊」から、前作「ハード・プロミス」、そして本作と、ジミー・ アイオヴィンとトム・ペティとの共同プロデュースになっていますが、確かにサウンド的には一貫した、ストレートなロックですよね。

ただ、実際のところは分かりませんが、個人的には、ちょっと手詰まり感が漂っている気がして、それがこのアルバム全体の、ストイックでややクール(悪く言えば地味)な印象に結びついている感じもしています。

この後、期間が空いて1985年に、サウンドをやや変化させて、バラエティに富みつつも南部の香りも漂う「Southern Accents」が発表されるのを考えると、本作が一区切りのアルバムと言えるのかもしれませんね。

◆iTunes StoreでLong After Dark – Tom Petty & The Heartbreakersをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.3.8)


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