こちら北海道でよく見かけるのですが、道路の端を見上げると、何やら矢印が下を向くポールが設置されていることかあります。
夏の間、これを見てもいったいなんのためなのか、さっぱり分かりませんが、これ、冬になると活躍するものなんです。
北海道の冬はもちろん道路も雪に覆われてしまうのですが、そうすると、いったいどこまでが道路なのか、路肩が分からなくなってしまうんですよね。
ガードレールが雪に埋まっていることもありますし、吹雪のときなんかも分かりにくくなります。
そんな時に、この矢印が路肩の位置を示してくれるというわけですね。
この矢印は「矢羽根(やばね)付きポール」と呼ばれ、除雪作業の時にも活躍するようです。
参考:
・WEB広報誌 かいはつグラフ 冬休み自由研究号 | -国土交通省北海道開発局-
・冬道の頼りは、矢羽根付きポール(固定式視線誘導柱)
次のサイトでは、名称についての説明がありました。
正式名称は、ポール部分を「固定式視線誘導柱」、矢羽根部分を「視線誘導標」と呼ぶようです(札幌開発建設部担当者様談)。
スノーポール・やじるし・各種看板!! | 冬のくらし | 北海道ファンマガジン
そういえば、冬の間は中央線とか停止線とかも見えなくなるので、色々と注意が必要ですね。
(雪で横断歩道手前の停止線が分からない時は、だいたいは横を見ると、その位置に「停止線」の看板があります)