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ファンキー・ナイト/ジョニー・ギター・ワトソン〜時代と共にサウンドを変化させていったジョニー・ギター・ワトソンのファンキーな1枚

ファンキー・ナイト/ジョニー・ギター・ワトソンいきなり何故この人?という感じで、このブログで出てくるアルバムの系統としては何だか唐突感はありますが、実際、買った本人も唐突な感じがしていました…

というのも、このミュージシャンを知っていて買ったわけではないんです。
ジョニー・ギター・ワトソンです。

よくやっちゃうんですよね。
他にまずは聴いた方が良いとされる名盤はたくさんあるのに、何故か名前を聞いたこともないミュージシャンのレコードを、“ひょっとして発見かも”と手を出してしまうことが。

何せ、当時はそれを調べる手だてと言うか、情報自体があまりに少なかったですからね。
このアルバムも新譜で発売されていたのですが、ジャケットからブルース・アルバムととは思いませんでしたが、買ってしまいました…

何たって、名前に“ギター”が入ってましたから(笑)浅はか…

ジョニー・ギター・ワトソンの「ファンキー・ナイト」(That’s What Time It Is)です。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
発売は1982年でしょうか。邦題と原題が全然違いますね。
実際、内容は当時流行っていたと思われる、ブラック・コンテンポラリーというかファンクというか…
ジャケットのイメージ通り、クールでオシャレな音楽でした。

これはこれで、曲もペキペキのギターもカッコよくて、結構聴いたのですが、少なくとも当時の私が求めていたアルバムではなかったのも事実で、レコード・ラックの中でもかなり浮いています(笑)

ただし!この人、ただの流行のファンキーなおじさんではなかったんですね。

1950年代から活躍する、ゲイトマウス・ブラウンの流れを汲むとも言われる、当初はバリバリのブルース・マンだったんですね。そういう話を知って、そのころのアルバムも聴いてみたくなりました。

数多くのレコードを残しながら、時代と共にサウンドを変化させていったというのも凄いですね。

ますます新譜ではなくて、昔のアルバムを手に出来ていれば、とも思ったりしましたが、こういうこともあります。

※ジョニー・ギター・ワトソンは、1996年、ジャパン・ブルース・カーニバル出演のために来日した際の、横浜のクラブ、ブルースカフェでの単独公演の最中に心筋梗塞でステージで倒れ、そのまま病院で帰らぬ人となりました。1996年5月17日、満61歳でした(参考:ジョニー・”ギター”・ワトソン – Wikipedia)。

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※当アルバムについては、いつものように、Amazon.co.jpのアソシエイトプログラムでCDを紹介しようと思ったのですが、見つけられませんでした。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.6.2)