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エリック・クラプトン&ヤードバーズ(The Yardbirds featuring Eric Clapton)〜クラプトン在籍時のA面シングル用録音、B面ライブからなるアルバム

エリック・クラプトン&ヤードバーズヤードバーズのアルバムは、ジェフ・ベック在籍時のヤードバーズ(ROGER THE ENGINEER)を1枚手にしていたものの、何とかクラプトン在籍時のヤードバーズを聴いてみたいと思っていたところ、思いっきりクラプトンの名前が出ているアルバムを見つけて、手に入れました。

ただ、どうやら企画ものというかベスト・アルバムというかで、タイトルがこちら。

エリック・クラプトン&ヤードバーズ
The Yardbirds featuring Eric Clapton

国内盤の「スーパー・ロック・ヒーローズ(’63~’69)」というシリーズで、元の詳細は分かりませんが、恐らくこの国内盤は1980年に発売されたものです。

そもそも、ヤードバーズのクラプトン在籍時には、スタジオ・アルバムは作られていないんですね。

アルバムの内容は、A面がシングル用に録音されたものからで、B面はライブ盤「FIVE LIVE YARDBIRDS」(ファースト・アルバムなのにライブ盤ですね)からの選曲になっています。
曲の録音自体は全て1964年とのこと。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
ちなみに、このアルバムのジャケットは、「FIVE LIVE YARDBIRDS」のジャケット写真をイラスト化したものになっています。

ヤードバーズはライブでは人気があったのに、レコードのセールスはさっぱりだったとよくいわれていますが、確かに曲がカバー曲ばかりで、ソングライターがいなかったんですね。

ただ、演奏はエネルギッシュで、B面のライブは臨場感が伝わってきます。これが1964年ですから、結構凄いです。
改めて聴くとキース・レルフのハープもかっこいいです。

まだクラプトンはバリバリ弾いている訳ではないですが、その一端を垣間みることが出来、当初の、クラプトン在籍時のヤードバーズを聴きたいという目的は達成されました。
クラプトンがやめるきっかけになったと言われる、ポップな「For Your Love」も聴くことが出来ましたしね。

この頃はブルースのカバー中心で、やはりジェフ・ベックになってからのヤードバーズとは随分と違いますね。

まぁ、だからこそというか、クラプトンは脱退したんでしょうけど、クラプトンからジェフ・ベック、そして次はジミー・ペイジですから、その変遷が何とも凄いですね、このヤードバーズというバンドは。

 
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、今回上記のAmazonで掲載しているのは、MP3アルバムです。

◆iTunes StoreでThe Yardbirds – The Yardbirdsをチェックする。

※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.5.30)