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バップ・ドロップ・デラックス/ライ・クーダー〜R&Bに焦点をあてた比較的ポップな好アルバム

Ry Cooder Bop Till You Drop洋楽を一生懸命聴きだしていた頃、どうしても趣向的に、ブルースをベースにした音楽、ギター中心のロック等を追いかけていたのですが、その中にあって、ある特定のジャンルにとらわれないとでもいうか、音楽性が豊かで、どうも他のミュージシャンと趣が異なっていました。

ライ・クーダーです。
この人のアルバムで2枚目に手にしたのが、こちら。

バップ・ドロップ・デラックス」(Bop Till You Drop

1979年の発表のアルバムで、輸入盤を手に入れました。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
ジャケットがカッコいいですよね(ちょっとキメ過ぎかな、っていうくらい)。
確か、当時の音楽番組「ベストヒットUSA」(今もやってますが)のジャケットが次々と現れるオープニングの中に、このジャケットも出てきてたのではないでしょうか。
何だか印象に残っているんですよね。

このアルバムは、様々なルーツ・ミュージックを取り入れているこの人のアルバムの中でも、R&B等の黒人音楽の色合いが強い方ではないかと感じていた所、そっち系のカバーが多くを占めているんですね。
チャカ・カーンが参加したりしてますし。

輸入盤になると、アルバムの内容詳細がさっぱり分からなくなってしまうんですよね(調べろっていう話ですが…)。
出来れば、その原曲を知りたい所ですが、分かりません。

曲調がそういうこともあって、音楽的に個人的には入り込みやすかったですね。ややポップではありますが、ライ・クーダーのアルバムの中では、かなり好きな方です。

決して上手いとは言えないけど、温かみがあって味のあるヴォーカルに、何と言っても、クリアでテクニカルだけど心にしみるギターが素晴らしいです。

A面最後の「ワーク・アウト・ファイン」(I Think It’s Going To Work Out Fine)はインストですが、スライドがいいですね。しみじみ聴いてしまいます。グッときますね。
この人は、とにかく懐が深いですね。

 
◆iTunes StoreでBop Till You Drop – ライ・クーダーをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.5.29)