フィンランドのラハティで、2月22日〜3月5日の期間で開催されている「2017年ノルディックスキー世界選手権」ももう終盤です。
ノルディックスキー世界選手権には、スキージャンプ、ノルディック複合(コンバインド)、クロスカントリーの各競技があるのですが、その中で3月3日で全4種目を終えたノルディック複合(コンバインド)の日本人選手の結果を書き留めておきたいと思います。
日本はW杯の表彰台常連でもある、エースの渡部暁斗選手に期待がかかってましたが、応えてくれましたね。
ノルディック複合個人ノーマルヒル
2月24日に行われた複合個人ノーマルヒルは、前半のジャンプで6位につけた日本のエース渡部暁斗選手は、序盤から大人数の3位グループに位置し、最後は3人による銅メダル争いになったものの、惜しくもメダルには届かず5位となりました。
その他の日本人選手は、永井秀昭選手が20位、渡部剛弘選手が34位、渡部善斗選手が44位とちょっと奮いませんでしたね。
ちなみに、渡部善斗選手は、エース渡部暁斗選手の弟です。
ノルディック複合団体ノーマルヒル
2月26日に行われたノルディック複合団体は、永井秀昭選手、渡部剛弘選手、渡部善斗選手、渡部暁斗選手で臨み、前半ジャンプは好調で2位につけて、メダルが期待されました。
トップと44秒差で出た後半距離は最後まで粘ったものの、結局4位フィニッシュとなり、惜しくもメダルには届きませんでした。これは残念。
※参考:複合団体日本4位 暁斗が95メートル 飛躍2位で折り返しも― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
ノルディック複合個人ラージヒル
3月1日には、ノルディック複合個人ラージヒルが行われ、前半ジャンプで3位につけた渡部暁斗選手が、後半距離では終盤にトップ選手とのデッドヒートを繰り広げて2位でフィニッシュし、見事銀メダルを獲得しました。
やりましたね。渡部暁斗選手おめでとうございます!
が、この時の放送を見られなかったんですよね。なんとも残念…
W杯で度々表彰台に上がっている渡部暁斗選手ですが、世界選手権は初のメダル獲得なんですね。
そして、日本選手の個人のメダル獲得としても、1999年ラムソー大会(オーストリア)で荻原健司が銅メダルを獲得して以来9大会18年ぶりだそうですよ。
その他の日本人選手は、渡部善斗選手が14位、渡部剛弘選手が18位、永井秀昭選手が28位でした。
※参照ニュース:渡部暁斗が銀 初の個人メダル「取れて良かった」 – スポーツ : 日刊スポーツ
ノルディック複合団体スプリント
3月3日に行われた複合最後の競技、ノルディック複合団体スプリントは、日本ームは渡部善斗、暁斗兄弟で臨みました。
日本は前半ジャンプで3位につけ、後半クロスカントリーは終盤まで5チームによる争いになり、最後は抜け出したドイツ、ノルウェーが1位、2位となって、オーストリとフランスとの3位争いを制した日本が銅メダル獲得しました!おめでとうございます!
途中、渡部暁斗選手の転倒があってヒヤッとしましたが、大丈夫でしたね。渡部善斗選手も調子が良かったですね。
クロスカントリーを見ていたら、見るからに日本選手のスキーがよく滑ってました。
渡部暁斗選手は、複合ラージヒルの銀メダルに続く銅メダル獲得です。
おわりに
ちなみに、複合競技4種目はすべてドイツが制したという結果で、J.リュゼック選手は個人・団体すべてで金メダルを手にしてるんですね。すごい!
現在はドイツの強さが際立っているようですが、そこに迫れるように日本選手たちも頑張ってもらいたいですね。
とはいえ、今大会の渡部暁斗選手の複合ラージヒルの銀メダル、団体スプリントの渡部善斗、暁斗兄弟による銅メダル獲得は、本当に素晴らしかったです。
※順位等の参考サイト:ノルディック世界選手権2017 いくぜ!冬。ウインタースポーツ特集|NHKスポーツオンライン -NHKスポーツ番組総合情報サイト-
※参考:2017年ノルディックスキー世界選手権 – Wikipedia
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