ドイツのオーベルストドルフで3月24日に行われた、ノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプ女子個人第14戦(ヒルサイズ・HS106m)で、ついに高梨沙羅選手が今シーズンの初勝利をあげて、男女を通じて歴代単独最多の通算54勝を達成しました。
ちょうどテレビの生放送で見ていていドキドキしたのですが、いや〜、ようやく勝つことができましたね。シーズンも終盤で、この試合を含めてあと2試合というところでの勝利だったんですよね。おめでとうございます!!
高梨選手は1本目に100.5mを飛んで、その後に飛んだ、今シーズンは失敗ジャンプをほとんど見ることがなく、圧倒的なジャンプを見せ続けてきたマーレン・ルンビ選手(ノルウェー)が、93.5mとまさかの失敗ジャンプで巡ってきたチャンスでした。
高梨選手の2回目は、本人いわくやや失敗ジャンプだったようですが、96.5mとまずまずの飛距離でまとめてリードを保ち、このチャンスをしっかりモノにしました。
今シーズンはルンビ選手のシャンプがあまりに飛び抜けていたので、なかなか優勝することができなかったものの、極端に悪い成績だったわけではなく、表彰台にも何度も上ってますし、オリンピックでも銅メダルを獲得しました。
報道では優勝できないことばかりを取り上げられてましたが、勝てないながらも、それなりに安定したジャンプを飛び続ける実力があったからこそ、このチャンスをモノにできたのではないでしょうかね。
いや〜、とはいえ、正直今シーズン中の男女歴代単独最多の通算54勝は無理かな、と思ってたので、本当によかったですね。ちなみに、これまでは男子のシュリーレンツァウアー選手(オーストリア)と53勝で並んでいたんですよね。
いや〜、高梨沙羅選手、本当におめでとうございます。