ノルウェー・リレハンメルで行われた、ノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプ女子個人第3戦で、高梨沙羅選手が3位に入り、今シーズン初の表彰台に上がりました。
ただ、なかなか表彰台中央に届かず、ジャンプの男女を通じて歴代単独最多の通算54勝目に王手をかけているものの、またも持ち越しとなってます。
開幕戦、第2戦と4位が続き、3戦目にしてようやく3位表彰台に上がった高梨選手ですが、今シーズンは欧州勢のレベルがかなり上がってきたようで、昨年までのような、高梨選手が大きなミスさえしなければ勝てるといった独壇場ではなくなっているのは明らかですね。
ちなみに、開幕戦はマーレン・ルンビ選手(ノルウェー)が制し、その後、カタリナ・アルトハウス選手(ドイツ)が2連勝を飾っています。
実力をつけて2枚看板として期待の伊藤有希選手も、第2戦で3位に入ってますが、この日は5位となかなか調子が上がりません。
ジャンプ男子では、開幕戦で小林潤志郎選手が初優勝し、団体第2戦3位表彰台に上り、さらにノルディックスキーW杯複合個人第2戦で渡部暁斗が優勝と序盤はいい流れなんですが、シャンプ女子が、昨年までが特に素晴らしい成績だっただけに、ちょっと出遅れた感があります。
今シーズンは五輪シーズンでもあるんですが、高梨選手に関しては、金メダルほぼ間違いなしと期待されて、4位に沈んだ前回ソチ五輪の悪夢が頭をよぎるファンは、私だけではないと思います。
まずは1勝をあげて、最多優勝記録を更新した上で、オリンピックに向けてコンディションを上げてもらいたいですね。
ただ、勝って当たり前という状況ではなくなったのは、反対にプレッシャーがなくていいかもしれませんね。
※参照ニュース
・沙羅3位で今季初の表彰台、女王復活に光「大きな刺激を力に」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
・スキージャンプW杯 高梨沙羅3位 最多優勝記録更新ならず | NHKニュース
・高梨沙羅3位で初表彰台 五輪へ激戦も「良い刺激」 – スポーツ : 日刊スポーツ