ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子の高梨沙羅選手が、1月29日にルーマニアのルシュノフで行われたW杯個人第12戦で優勝し、通算50勝を達成しました。
おめでとうございます!
優勝は6試合ぶりで今季6勝目です。
50勝に王手をかけて迎えた先月1月の日本での4連戦で、それまでの好調ぶりから、最初の札幌(宮の森)であっさり達成すると思われたのですが、さすがに女王にもプレッシャーがあったようで、日本での達成はおあずけとなったんですよね。
それでも徐々に調子を取り戻し、この第12戦で、1回目に96mで2位につけて、2回目に97.5mの最長不倒で逆転勝利を収めました。
男女合わせてW杯通算50勝を達成しているのは、現時点では、あとは男子で現役のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)の53勝だけですので、このペースですと、それを超えるのももうすぐでしょうね。
後は、高梨選手はオリンピック、世界選手権での個人での金メダルがないんですよね。13年の2位があるだけで、それ以外は表彰台も逃してます。
2017年は、ノルディックスキー世界選手権が2月22日から3月5日にかけて、フィンランドのラハティで開催される予定です。
実力が飛び抜けているのは、誰もが認めるところですから、何とか大舞台に調子のピークを持っていき、プレッシャーにも打ち勝って最高の結果が出るといいですね。
ところで、高梨選手が調子を落としている間、ぐっと台頭してきたのが伊藤有希選手ですよね。
もともと今シーズンは序盤から調子が良かったのですが、日本でのW杯初優勝から3勝を含む5戦連続表彰台に上り、この日は惜しくも4位でしたが、高梨選手との二枚看板で、日本の女子ジャンプ界を盛り上げてます。
今年のノルディックスキー世界選手権は、高梨選手と伊藤選手の女子ジャンプに注目です。
※参考ニュース
・ジャンプ女子 高梨がワールドカップ通算50勝 | NHKニュース
・高梨、女子初のW杯50勝=85戦目でスピード到達-スキージャンプ:時事ドットコム