サッカー国際親善試合 日本代表対ジャマイカ代表 テレビ観戦記(2014.10.10)

アギーレ・ジャパンの初勝利なるか。
アギーレ監督となっっての第3戦は、ジャマイカ代表との試合です。

キリンチャレンジカップ2014
サッカー国際親善試合 日本代表対ジャマイカ代表

キックオフ:2014年10月10日(金)19時25分(予定)
試合会場:新潟デンカビッグスワンスタジアム

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

この試合で気になるのは、ドルトムントに戻って復調の兆しの見える香川が、アギーレ督の戦術にハマるかどうか。
インサイドハーフでの起用といわれてますが、守備面も含めて機能するか注目です。

あと、CBの吉田が怪我で未招集な上、そもそもCBのメンバーがまだ全然見えてこないので、この試合でアピールに成功する選手が出てくるのかどうか。
前回、アンカーを勤めた森重がCBに入るとも言われてますが、その他のメンバーも注目してます。

前線は調子のいいメンバーが目立ってるんで、早くも固定されそうですね。岡崎、本田、武藤かな。
そうそう、ハーフナーは久しぶりですが、以前はボールが全然収まらず、ターゲットにもポストにもならなかった印象でしたが、アギーレ監督のもと、高さを生かすことができるか。

対戦相手のジャマイカは、FIFAランキング100位とのことで、日本の48位と比べればかなり開きがありますが、国外でプレーする選手も多いとのことで、どのようなサッカーを見せてくれるかも楽しみです。

この試合は、内容と共に、是非とも初勝利という結果が欲しいですね。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバー

GK 12 西川周作
DF 3 酒井高徳/DF16 塩谷司/MF 6 森重真人/DF 5 長友佑都
MF 7 柴崎岳/MF 13 細貝萌/MF 10 香川真司
FW 4 本田圭佑/FW 9 岡崎慎司/FW 14 武藤嘉紀

CBは塩谷が先発ですね。もう一人のCBには森重が入って、アンカーは本職の細貝。
実は細貝のアンカーは見てみたかったんですよね。

香川はインサイドハーフで先発ですね。

GKには、ようやく西川がきましたね。
最近、ちょっとミスの多い川島だったので、西川はアピールするチャンスですね。

試合観戦記《前半》

試合は序盤から日本ペースですが、ジャマイカは序盤から前には出てこなくて守備的ですが、スピードとフィジカルを生かした一発を狙ってる感じですね。

日本は前線からの素早いプレスでボールを奪い、ショートカウンターに転じる攻撃は、何度かいい形を見せてました。
ただ、形は作るけど、攻めきれない感じでしょうか。
それと、ちょっとディフェンスラインからのビルドアップ自体は、あまり上手くいってない印象でした。

そんな中、前半16分、中盤でボールを奪った岡崎が前線に持ち込み本田へつなぎ、本田が後ろから勢い良く駆け上がってきた柴崎にタイミングよくパスを出し、それを受けた柴崎が中央へ早いクロスを送ると、これをGKが一旦弾いたものの、DFに当たってゴール!

記録はオウンゴールでしたが、なかなか綺麗なパスワークでした。

このプレーもそうでしたが、岡崎は本当に好調を維持してますね。
とにかく運動量が多く、中盤でキープした後、ゴール前にも必ず顔を出してます。

本田もミランでの好調さを伺わせる、足元にボールが吸い付くような感じが戻ってきているのではないでしょうか。
ちょっと前までは、足元にボールが落ち着かず、よくボールを奪われてましたが、それが減りましたね。

前半33分、ジャマイカの横パスを酒井がカットして、本田にパスを通し、GKと1対1となって放った本田のループシュートはわずかにクロスバーの上ではねてゴールならず。これは決めてもらいたかったです。

酒井は地元新潟ということもあるのか、動きが良かったですね。
相変わらずパスミスはみられましたが、積極的なプレーぶりが目に止まりました。

ほとんど攻められることはなかった前半ですが、日本の守備では早速、細貝が効いていたのではないでしょうか。
そして、塩谷も落ち着いて、守備をそつなくこなしていましたね。

ただ、前半は日本が優勢に進めるものの、結局ゴールはオウンゴールの1点のみで、1—0で終了。

試合観戦記《後半》

後半開始からのメンバー交代はなしですね。

試合は変わらず日本ペースで始まり、後半8分に柴崎のスルーパスが見事に武藤に通ったものの、シュートには至らず。
ただ、なかなか綺麗なスルーパスでした。

柴崎は飛び出す動きもボールさばきも良くて、すでに現代表でゲームをコントロールしている感じです。

FW 9 岡崎→19 小林悠(後半14分)
フロンターレで好調の小林が、代表初出場ですね。小林が右で武藤がトップに入りました。

後半20分、柴崎→酒井と渡り、酒井の早いグラウンダーのクロスに香川が合わせたものの、これはわずかにゴールの右。
これは決めたかった。

FW 14 武藤→11 柿谷曜一朗(後半29分)
柿谷は最近、クラブでも代表でもあまり活躍できてないので、いいところを見せてもらいたいですね。

ところで、前半は右サイドからの攻撃が多かったのですが、後半に入って、左の長友の攻撃参加が増えてきましたね。
後半に入っての運動量はさすがです。ただ、決定的なパスミスもしてしましたね(汗)

試合は日本が優勢に進め、何度もゴール前までボールを運ぶものの、フィニッシュの精度を欠き、時折ジャマイカにも攻められるという、何とももどかしい展開。

DF 5 長友→21 太田宏介(後半43分)
MF 10 香川→22 田口泰士(後半45分)

試合は結局、このまま1—0で終了。

とりあえずは、アギーレ・ジャパンの初勝利となりました。

おわりに

アギーレ・ジャパン初勝利ではあったのですが、とても褒められた内容ではないですね。

終盤は逆に押し込まれるシーンもありましたし、あれだけあったチャンスを一つも決めきれないというのは、ちょっと(相変わらず)悩みの種ですね。

それぞれに惜しいシュートシーンがあった本田、香川は、あれを決めきってもらいたいですね。
ただ、印象的に、本田、香川の2人がどうのこうの(ミスをしたとか、機能してなかった)というのはなく、それ以外の選手みんなも機能していた感じがするので、それはそれで特定の選手に依存してなくていい傾向なのかもしれませんね(エースは岡崎でいいのでは?)。

香川はこの試合では守備の負担がほとんどなかったので、ポジション的にはまだ何ともいえないでしょうか。
攻撃に関しては、まだまだ精度が欠いているようですが、サイドでない分、やりやすそうではありましたね。

それと、さほど攻撃されなかったジャマイカ代表相手とは言え、守備陣が安定していたのは良かったのではないでしょうか。
塩谷、森重のCBとアンカーの細貝は、連携も良さそうで、個人的にはこの組み合わせで次も試してもらいたいですね。

さて、その次の試合は、14日にシンガポールでブラジルとの国際親善試合ですね。
この守備陣が通用するのか、攻撃は立て直せるのか。

現時点の日本代表の立ち位置を確認するのにも、楽しみな一戦です。