サッカー国際親善試合 日本代表対ホンジュラス代表 テレビ観戦記(2014.11.14)

アギーレ監督が就任してから5試合目となりますが、ここまで4試合で1勝2敗1分と今ひとつ結果が出てない状況なので、来年1月のアジアカップに向けて、そろそろ期待の持てる結果が欲しいところですね。

キリンチャレンジカップ2014
サッカー国際親善試合 日本代表対ホンジュラス代表

キックオフ:2014年11月14日(金)19時35分
試合会場:豊田スタジアム

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

個人的に注目してるのは、アギーレジャパン初招集となった、内田です。
怪我から復帰してからも、シャルケで安定した活躍を見せていて、ドイツの日本人選手の中でも、その安定感は群を抜いていて、別格のようにも見えますからね。

そして、今回のメンバーで注目されているのが、遠藤、今野のベテラン勢の招集ですよね。

アギーレ監督になって初めての招集となったわけですが、遠藤は年齢的にも目先のアジアカップを睨んでの招集、さらには若いメンバーへの影響力を考えてのことでしょうかね。

いずれにしても、まだまだ遠藤のゲームメークの力は日本ではトップクラスでしょうから、現在のチーム、システムでどのように機能するかは興味があります。

また、今野はアンカーで使われそうですが、以前は代表ではCBとしての器用でしたが、元々ボランチをしていた選手なので、アギーレ監督のシステムではハマるかもしれませんね。

そうそう、今回は長谷部も呼んでますし、久しぶりの代表の乾も楽しみです。
細貝は呼ばれてないのですが、これまでの使われ方を見ていると、細貝はアジアカップへのメンバー入りは、ほぼ決まったという感じでしょうかね。

対戦相手のホンジュラス(北中米カリブ海地域)は、先のW杯ブラジル大会に出場してますが、3戦全敗でグループリーグ敗退でした。
印象としては、かなりフィジカルにものをいわせたハードワークが特徴のチームだったと思うのですが、その後のチームはどうなったか。

ちなみに、最新のFIFAランキングは、日本の52位に対して、ホンジュラスが69位と、目安ながらランキング上はいい勝負ですね。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバー

GK 1 川島永嗣
DF 2 内田篤人/DF 6 森重真人/DF 22 吉田麻也/DF 3 酒井高徳
MF 7 遠藤保仁/MF 17 長谷部誠/MF 10 香川真司
FW 4 本田圭佑/FW 9 岡崎慎司/FW 14 武藤嘉紀

長谷部をアンカーで先発起用しましたね。キャプテンも再び長谷部が務めてます。
インサイドハーフの遠藤と香川がどう機能するか、楽しみですね。

こうやってみると、武藤以外はブラジルW杯のメンバーですね。

試合観戦記《前半》

開始早々から、日本が高い位置から素早いプレスを見せて、リズムよくボールも回っていて、いい立ち上がりでしたが、やっぱり、遠藤が効いてる感じですね。
ホンジュラスも結構厳しくきていたので、上手くかわしてる印象でした。

すると前半9分の左CK。キッカーは遠藤で、ニアで岡崎が競って流したボールに、ファーの吉田が飛び込んで、日本は幸先よく先制!

いや〜、セットプレーのキッカーに遠藤がいるのも大きいですね。いいボールでした。

試合が進むと時折、攻められるシーンも見られましたが、細かなパスワークあり、大きな展開ありと、上手く試合を進めていましたね。

ただ、なかなかシュートまで持って行けず、ちょっと攻めきれなくて嫌な時間が続き、このまま前半が終わるかと思った前半41分、自陣で長谷部がスライディングでクリアしたボールが、前線に残っていた本田に渡ります。

これを本田が持ち込んで、GKとの1対1を落ち着いて決めて、2—0とリードを広げました。

さらに続けて前半44分、本田からのパスを、中央の遠藤がダイレクトでミドルを豪華に決めて、日本3点目

前半終了間際の連続得点で、前半は3—0で折り返しました。

これで、後半は色んな選手を試せそうですね。

試合観戦記《後半》

後半開始からのメンバー交代は、
FW 14 武藤→FW 8 乾貴士
代表ではどうもいいところがない乾ですが、いいプレーを見せてもらいたいですね。

するといきなり後半2分、遠藤からのパスを受けた本田が、逆サイドの乾にふわりと合わせて、乾がこれを右足でダイレクトに決めてゴール!(4—0)

乾は代表初ゴールなんですね。これで吹っ切れるかな。

後半の早い時間の追加点でしたが、ホンジュラスもプレーのスピードを上げてきた感じで、結構危ないシーンも増えてきました。

FW 9 岡崎→FW 11 豊田陽平(後半18分)
Jリーグで好調の豊田は、代表でもいいところを見せてもらいたいですね。

すると後半24分、ゴール前で香川が粘ってこぼれたところ、そこに詰めていた豊田がしっかり決めて、5—0とさらに追加点です(豊田も代表初ゴールですね)。

ブラジルW杯メンバーに落選した、乾と豊田が結果を出しましたね。
実は、先ほどもですが、内田がすごいオーバーラップをしていて、それが結構効いてますね。

MF 7 遠藤→MF 20 柴崎岳(後半25分)

後半29分、長谷部の早い縦パスが香川に渡り、混戦からこぼれたところを乾が詰めて、この日2点目となるゴール!(6—0)

MF 17 長谷部→MF 13 田口泰士(後半33分)

後半34分にあった、香川から本田への大きな展開からの豊田へのスルーパスは、豊田にしっかり決めてもらいたいところでしたが、香川のロングパスは見事でした。

GK 1 川島→GK 12 西川周作(後半36分)

試合はこのまま終了し、6—0と日本の大量得点での勝利となりました。

おわりに

終わってみたら、日本の大勝で、ホンジュラスの出来自体がどうだったのか、後半は守備の集中が切れてましたが、それでも、最近は決められそうなときにも決めきれなかったので、しっかりとゴールを奪えたのは良しとしたいですね。

遠藤と長谷部の経験値はやっぱり高いですね。攻守に中盤の連携がいつになくスムースでした。

ただ、結局、この試合まで色んな選手を中盤で試したものの、遠藤や長谷部を越える新しい選手が出てこなかったということですよね。

これに、この試合には出ませんでしたが、今野が次でいいプレーを見せたりすると、来年1月のアジアカップは、結局、ブラジルW杯のメンバー中心に構成されそうな流れになってきてますね。

4年後を考えると、どこかで世代交代を行わないといけないので、それが手遅れにならなければいいのですが。

次は11月18日にオーストラリアとの試合です。
是非、新しい選手にも結果を残してもらいたいものです。
(柴崎とか武藤とか、もっと頑張って!)