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サウスサイド・リユニオン/メンフィス・スリム&バディ・ガイ〜バディ・ガイのバンドにメンフィス・スリムを迎えた好アルバム

サウスサイド・リユニオン/メンフィス・スリム&バディ・ガイ個人的にギタリストのアルバムを聴くことが多いので、聴き方というか、つぶやきがどうしてもギタリスト中心に偏ってしまいますのでご了承を。

まず、このアルバムを買う前は、メンフィス・スリムというピアニストは、全く知りませんでした。

一方、その後の活躍から、今でこそロック界でもメジャーなバディ・ガイですが、高校生の当時の私にとっては、まだ特別な存在というまでにはなっていませんでした。

ただ、様々なギタリストを一生懸命追いかけていると、名前は耳に入ってくるので、気にはなっていたのですよね。
このアルバムを目にした時も、バディ・ガイが気になって手を出しました。

サウスサイド・リユニオン」/メンフィス・スリム&バディ・ガイ

1970年パリでの録音。
メンフィス・スリムは当時ヨーロッパ在住で、バディ・ガイがヨーロッパ公演で渡欧した時に、バンドにメンフィス・スリムを迎える形で録音されたものだそうです(1972年発売)。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
ちなみに購入した国内盤は1975年発売のものの中古盤です。

メンフィス・スリムのピアノはとても格好よくて、ブルース・ピアノとはこういうものかぁと、初めて聴いてとても新鮮でした。艶のある深いヴォーカルもまた聴きごたえあります。

アルバムにはおまけで、ハープシコードのブギがソロで入っていて、こちらもとても楽しいですね。

基本的にメンフィス・スリムが主役で、バディはバックに専念していますが、時々聴かせるソロなど格好いいギターを聴かせてくれていますし、2曲で聴かれるバディの歌もいい感じです。

バンドにはジュニア・ウェルズもいて、このアルバムで彼のハープを初めて聴くことが出来ました。

アルバム自体の評価はよく分からないですが、当時の私にとってはかなりご機嫌なアルバムでしたね。

メンフィス・スリムのアルバムは数多く、かなりの実力者だということを知って(60年代の一時の録音は評判が悪いそうですが)、そのうち、また耳にすることになります。

バディ・ガイはこのアルバムですっかり気に入って、その後は結構探すように聴きまして、一時、何度か続けて来日した時には、ライブを見に行くこともできました。

別の機会に、その頃のバディ・ガイのステージについても是非つぶやきたいですね。
(素晴らしかったんですよねぇ、そのステージ)

◆iTunes StoreでSouthside Reunion – バティー・ガイ & Memphis Slimをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.4.13)