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Sir Douglas Quintet+2=(Honkey Blues)/サー・ダグラス・クインテット〜ヒッピー・ムーブメントの中、サンフランシスコでリリースしたサイケデリック・ロック色も漂うアルバム

Sir Douglas Quintet+2=(Honkey Blues)/サー・ダグラス・クインテット前回の流れで、ダグ・サームです。

その前回出てきたCD「Texas Tornado/ザ・サー・ダグラス・バンド」で初めてダグ・サームを聴いて、無茶苦茶気に入ってしまった訳ですが、それ以来、名前を目にしたら手にしていましたね。

しかし、ダグ・サームの参加するバンド「Texas Tornados」のCDはすぐに手にできたのですが、ダグ・サームの初期のアルバムはCDもLPも結構探しました。そんな中、CDの他、アナログレコードも数枚入手することができました。

う~ん、その中のどのアルバムから紹介しようかと思ったのですが、購入時期ももう忘れてしまったので、分かる範囲でですが、持っている中で古いリリース順で紹介しますかね。といっても、ダグ・サームのディスコグラフィが良く分かってないんですけど、まずはこれです。

Sir Douglas Quintet+2=(Honkey Blues)

1968年発表の2作目。輸入盤の中古を手にしました。
ダグ・サームがサー・ダグラス・クインテットを組んで、アルバムとしては「The Best Of Sir Douglas Quintet」(1966年)が最初のアルバムのようですが、それは持ってないんです。そのアルバムはイギリスのビート・バンド的だというのだから、聴いてみたいですね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
デビュー作発表後、ダグ・サームはテキサスを後にしてカリフォルニアへと移り、ヒッピー・ムーブメントの中、サンフランシスコでリリースしたのが、今回のアルバムとのことです。

その時代性なのか、サイケデリック・ロック色の強い内容で、事情を良く知らないリスナー(当時の私)にとっては、ダグ・サームをさかのぼって聴いて、「エッ?」という感じは否定できません。

しかし、「Glad For Your Sake」のような、ムードたっぷりのいかにもの曲もあったりしますし、アルバム最後の長いタイトルの「You Never Get Too Big And You Sure Don’t Get Too Heavy, That You Don’t Have To Stop And Pay Some Dues Sometime」もカッコいいですね。

ダグ・サームの迫力満点のあのヴォーカルもこの頃からですし、アルバムとしては、かなり楽しめます。
それにしても、この頃からどの曲もホーンが効果的に使われてますね。

ちなみに、デビュー作には参加ていた、盟友オージー・メイヤーズ(オーギー・メイヤーズ等とも表記されます)はこのアルバムには参加してないようです。

残念ながらダグ・サームは1999年、58歳で亡くなってます。

 
◆iTunes StoreでSir Douglas Quintetをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.12.26)


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