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フェスティバル/サンタナ〜前作「アミーゴ」に続くジャケットが印象的な情熱的なラテン・ロック・アルバム

フェスティバル/サンタナギター少年時代の頃には、間違いなく気になるギタリストの一人でした、カルロス・サンタナ

で、バンドとしてのサンタナが、大ヒットアルバム「アミーゴ」の次に出した、真っ赤なバラをあしらったジャケットが印象的な、こちらのアルバムを手にしました。

フェスティバル」(Festival

1976発表ですね。国内盤の中古を手に入れました。

元々バンドのメンバーの入れ替わりがかなり激しいようですが、コアなファンはきっと、デビュー時のパーカッショニスト、チェピート・アリアスがこのアルバムで復帰しているのを喜ばしいニュースとして楽しみにしたのでしょうね。

ただ、私は残念ながらそこまでは追いきれていません。
正直言いますと、やはり、カルロス・サンタナのギターを中心にして聴いてしまってます。

アルバムは、ホイッスルが高らかに鳴り響いて始まる「Carnaval」からメドレーとなっているアルバム冒頭の3曲が、ラテン・パーカッションが躍動し、カルロス・サンタナのギターも白熱して、聴きごたえありますね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
「哀愁のヨーロッパ」の続編のようなB面1曲目の「哀愁のボレロ」(Revelations)は、ベタではありますが、泣きのギターがやっぱりいいですね。日本人が好きそうですもんね(もちろん私も好きです)。

アルバム最後の「情熱のマリア」(Maria Caracoles)はホーンも入り、陽気なラテン・サウンドを聴かせてくれてアルバムを締めくくっています。

それにしても、ヴォーカル入りの曲があまりにもメローで、他の情熱的なラテン・ロック・サウンドとかけ離れているのがちょっと気になる所ではあります。

更に、ダンサンブルなファンキー系の曲ありと、そのあたりはアルバム全体としては、ちょっと散漫な感じもしてしまいます。
心躍るラテン・ロックを求めてしまうのは、こちらのサンタナに対するイメージが固まりすぎているかもしれないんですが、こればかりはどうしてもそうなってしまいます。

かなり余談になりますが、B面2曲目あたりは曲といいギターといい、ほとんど高中正義の基本形ですね(笑)
もちろん、言うまでもなくこちらが元ですが。

◆iTunes Storeでサンタナをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.10.18)


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