学生の時にサザン・ロックやウェスト・コースト系を中心としたアメリカン・ロックにとてつもなく詳しい後輩がいて、その彼から教えてもらったバンドのひとつです。
南部のサウスカロライナ出身のサザン・ロック・バンド、マーシャル・タッカー・バンド。
所有しているアルバムの購入時期は忘れましたので、まずはこのアルバムから、
「The Marshall Tucker Band」(邦題:キャロライナの朝焼け)
1973年発表のデビュー作です。国内盤の中古を入手しました。
マーシャル・タッカー・バンドは、既に人気グループとなっていたオールマン・ブラザーズ・バンドと同じキャプリコーン・レーベルから、オールマンの弟分として、第2のオールマンと期待されて、1973年にこのアルバムでデビューしてるんですね。
実際、このファースト・アルバムをはじめ、バンドはかなりの人気を博することになります。
ちなみにバンド名はマーシャル・タッカーという人がいるわけではなく、故郷の練習場の古いビルにちなんでいるそうです(ライナーノーツより)。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。サザン・ロックではあるのですが、カントリー・ロックと言った趣も強く、時に素朴で牧歌的なおおらかさがありますね。
バンドの中心人物である、トイ・コールドウェルのギターが何といっても気持ちよく、この人のギターがサウンドを引っ張っています。
そして、このバンドの特徴でもあるのが、ロックでは珍しいフルート。
結構、スケール感の大きい曲には、そのフルートがアクセントを与えているのではないでしょうか。
収録曲では、A面1曲目・2曲目と続く「Take The Highway」と「Can’t You See」が、やはり素晴らしい出来で人気もありますね。
「Hillbilly Band」から始まるB面は、よりカントリー・フレイバー漂う楽しい曲が揃ってます。
オールマンのような南部色の強い迫力あるサウンドではないですが、マーシャル・タッカー・バンドは気負いのない爽快感がかなり魅力的です。
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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.10.16)