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Searchin’ For A Rainbow/マーシャル・タッカー・バンド〜カントリー・フレーバーを漂わせながらのスケールの大きいサウンドが健在の4枚目

Searchin' For A Rainbow/マーシャル・タッカー・バンドこのバンドのサウンドは、カントリー・フレーバーを漂わせながらも、何だかアメリカの広大な風景を思い起こさせます。
マーシャル・タッカー・バンドで、今回のアルバムはこちら。

Searchin’ For A Rainbow

1975年発表の4thアルバムで、キャプリコーンから出されています。
中古の輸入盤を手にしました。

元々このバンドは、サザン・ロックではあるのですが、カントリー・ロックと言った趣も強いですよね。

1曲目の「Fire On The Mountain」から、いかにもというサウンドを聴かせてくれます。
トイ・コールドウェルのスティール・ギターと、やはりジェリー・ユーバンクスのフルートが印象的ですね。

アルバム2曲目は、カントリー・テイスト溢れるアルバム・タイトル曲の「Searchin’ For A Rainbow」。
この曲のギター・ソロはディッキー・ベッツで、ちょっとですが、らしいギターを聴かせてくれてますよ。
フィドルには、このバンドと関わりの深いチャーリー・ダニエルズが参加しています。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
A面4曲目の「Virginia」も、ちょっと黄昏れてしまうような、壮大な曲ですね。
B面1曲目の「Bob Away My Blues」のちょっとムーディなブルース風サウンドなんかも面白いですね。

アルバム最後の「Can’t You See」は、デビュー・アルバムに収録されていたヒット曲で、この曲のみ1974年のライブからです。
さすがにサザン・ロック・バンド。ライブは迫力の演奏で、聴きごたえがありますね。

全体的に、メロディーはよりキャッチーな感じもしますが、スケールの大きいサウンドは健在です。
このバンドのこのアルバムに限ったわけではないのですが、サザン・ロック・バンドの多くが、非常に美しいメロディやコーラスを聴かせてくれますよね。

それが、演奏の雄大さ、広大さ、時に激しさと合わさって、独特の美しさを聴かせてくれます。
な~んて、ふとそんなことを考えてしまいました。

◆iTunes StoreでSearchin’ for a Rainbow – The Marshall Tucker Bandをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.15)


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