訃報/ドナルド・ダック・ダン

訃報が入ってきました。
ドナルド・ダック・ダンが2012年5月13日、東京都内のホテルで死去したとのこと。享年70歳。

ブルーノート東京での公演のため来日中だったんですね。

私が説明するまでもないですが、1960年代のソウルを牽引した「ブッカー・T&ザ・MG’s」のほか、「ブルース・ブラザーズ・バンド」のメンバーとして活動し、数多くのレコーディングに参加した名ベーシストですね。
何たって、スタックス専属のバック・バンドでしたからね。

analog_blogDSC06043哀悼の意をこめて、何かアルバムをと思ったのですが、肝心の「ブッカー・T&ザ・MG’s」と最初の「ブルース・ブラザーズ・バンド」のアルバムは持ってないんですよね。残念。

ブルース・ブラザーズ・バンドは唯一「Briefcase Full of Blues」をいまだにカセットで聴いてます。
映画「ブルース・ブラザース」(1980年)は当時随分と楽しませてもらったものです。
続編「ブルース・ブラザース2000」(1998年)もありましたね。

ドナルド・ダック・ダン本人については、“このアルバムを”、と紹介ができるほど詳しくはないんです。
あまりに参加アルバムが多すぎて、気がついたらそのベースを耳にしている、という感じですかね。

ただ、今すぐに頭に浮かぶのは、アルバート・キングの名盤「悪い星の下に」やオーティス・レディングのバックの演奏でしょうか。
クラプトンのアルバムに参加していることもありましたね。

そう言えば、先日(4月19日)こちらも訃報を受けて紹介しました、リヴォン・ヘルムのソロ・アルバム「Levon Helm」のプロデュースはドナルド・ダック・ダンでしたね。

この偉大なミュージシャンの死を惜しむとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます 。

※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.14)