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Midnight Wind(真夜中の嵐)/ザ・チャーリー・ダニエルズ・バンド〜A面はこれぞサザン・ロックといったハードな曲調が並び、B面はよりカントリー色が濃いアルバム

Midnight Wind(真夜中の嵐)/ザ・チャーリー・ダニエルズ・バンドサザン・ロック、そしてカントリー界の大御所、チャーリー・ダニエルズ率いるチャーリー・ダニエルズ・バンドです。

Midnight Wind
(邦題:「真夜中の嵐」)

1977年発表。国内盤の中古を手にしました。
チャーリー・ダニエルズ・バンドについては、どうも詳細が分からないのですが、本作はスタジオ盤として9作目(?)でしょうか。
このブログで前回登場した「High Lonesome」の後に出されたアルバムのようですね。

サザン・ロックと呼ばれているバンドの中でも、とりわけカントリー色が強いですが、それに加えて、演奏の力強さや激しさといったものも併せ持ってますよね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
このアルバムでは、A面が特にハードで、これぞサザン・ロックといった感じの曲が並んでます。
ツイン・ギターがかなりの迫力です。
ただ、南部の香りを漂わせ、カントリー・フレーバーをベースにしながらも、ウェスタン調、よりハードな曲調、テックス・メックス調など、幅広い音楽性も聴かせてくれています。

B面に入ると、1~3曲目はよりカントリー色が濃くなります。
B面2曲目の「Redneck Fiddlin’ Man」は、チャーリー・ダニエルズのフィドルを全面フューチャーした、軽快でインプロビゼーションも聴き応えのあるナンバーです。
B面4曲目の「Good Ole Boy」は歯切れの良い力強いナンバーで、ここではスライドがいいですね。

アルバム・ジャケットの裏には、“デュアン・オールマンとベリー・オークリーに捧ぐ”と書かれてますね。
デュアン・オールマンは1971年、ベリー・オークリーは1972年に事故で亡くなってますが、このアルバム発表のちょっと前です。1976年はオールマンが解散してますから、そこらへんと関連が何かあるのでしょうか。

ちなみに、1977年にはレーナード・スキナードが解散してますから、この頃はサザン・ロックという括りの世界では、大きな転換期だったのかもしれませんね。

◆iTunes StoreでThe Charlie Daniels Bandをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。あれ?ジャケットに“Plus”と書かれててますね。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.16)


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