サザン・ロックと呼ばれるバンドの中でも、とりわけ演奏力の高さに定評があり、洗練された印象さえも受けるこのバンド、アトランタ・リズム・セクション (ARSと表記されたりしますね)。
今回のアルバムは、こちらです。
「Champagne Jam」
(シャンペン・ジャム)
1978年発表の7枚目。国内盤の中古を手にしました。
このブログで既に登場している「A Rock And Roll Alternative」の次に出されたアルバムですね。
その前作、そして、このアルバムで人気を確かなものにしたようです。
アルバム1曲目の「Large Time」から、疾走感のある歯切れの良いギターのリフが印象的です。
A面2曲目の「I’m Not Gonna Let It Bother Me Tonight」もいい曲ですね。
相変わらずテクニカルで、あか抜けた感はあるものの、力強さも加わってます。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。とは言っても、A面3曲目の「Normal Love」はハーモニーも美しくメロディアスな曲ですし、A面4曲目のアルバム・タイトル曲「Champagne Jam」は演奏のクオリティがやはり高いですよね。
B面1曲目のポップな「Imaginary Lover」はヒットとなった曲ですね。
B面2曲目のミディアム・ナンバー「The Ballad of Lois Malone」は、ゆったりしたノリがいい雰囲気です。
といったところですが、聴き終わってみると、やはり全体的にオシャレな感じがして、ポップ性を兼ね備えた、サザン・ロック・バンドといったところでしょうか。
土臭さや泥臭さとはちょっと距離を置くものの、元々スタジオ・ワーク中心に活躍しいていた実力を背景に、演奏が巧みなアトランタ・リズム・セクションですが、このバンド、ライブにも定評があるんですよね。
そこらへんが、さすが、南部のバンドといったところなのでしょうかね。
◆iTunes StoreでAtlanta Rhythm Sectionをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.18)