オールマンやレーナード・スキナードなどのサザン・ロックの流れで、バンド名は良く耳にしていたのですが、実際にアルバムを手にしたのは随分と後になってからです。
実力派のアトランタ・リズム・セクションです。
正直、バンドとしてはあまり聴き込んではいないのですが、まず手にしたのは、こちらのアルバム。
「A Rock And Roll Alternative」(邦題は「ロックン・ロール魂」)
1976年12月リリースの6作目。
よく、ARSと表記されるので、ここでもそうしますね(サザン・ロックのバンド名はどれも長いし…)。
サザン・ロックというと、どうしてもオールマンやレーナード・スキナードを基本にして聴いてしまうのですが、前回のマーシャル・タッカー・バンドの記事(ニュー・ライフ/マーシャル・タッカー・バンド)でも、サウンドがちょっと違う感じ~云々と書いていたりして、このARSは更にサザン・ロックと言うには洗練されていてポップ感覚溢れるサウンドで…
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。こうなると、あまりサザン・ロックという括りも意味がないように感じますね。
サウンドというより、南部の気骨、南部魂なんでしょうね(どんなのか、良く分かりませんが…)。
話がそれましたが、ARSはスタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアが豊富で、テクニックが素晴らしく演奏力の高さは定評があります。
今でこそ、ライブも含めてその人気は確固たるものですが、デビュー当初はスタジオ活動中心だった為に、やはり地味だったようですね(笑)
アルバム・デビューは1972年で、この頃はまだ、南部のバンドと言えばオールマンくらいで(レーナード・スキナード、マーシャル・タッカー・バンドは1973年)、加えて今回のアルバムの発売時期はオールマンの解散直後なので、シーンを引っ張っていく存在でもあったんですね。
収録曲では、ヒット曲の「ソー・イントゥ・ユー」や、ガツンとハードな演奏が聴ける「アウトサイド・ウーマン・ブルース」などが印象的ですが、やはりどこかあか抜けてますね。
ネットを見ていたら、リード・ヴォーカルのロニー・ハモンドが2011年3月14日、心臓発作のためジョージア州の病院で死去したとのことです。享年60歳。
◆iTunes StoreでAtlanta Rhythm Sectionをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.12.1)