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サドル・トランプ(Saddle Tramp)/ザ・チャーリー・ダニエルズ・バンド〜カントリー色が強いもののツイン・ギターにツイン・ドラムスで時に迫力ある演奏を聴かせるサザン・ロック・アルバム

サドル・トランプ/ザ・チャーリー・ダニエルズ・バンドここ何回か、サザン・ロックと呼ばれるバンドのアルバムを続けてます。

今回のチャーリー・ダニエルズ率いるチャーリー・ダニエルズ・バンドも、サザン・ロックという括りで紹介されることが多いですが、カントリーがベースになっていて、カントリー・ロックと言っても良いくらいですね。
手にしたアルバムはこちらです。

サドル・トランプ」(Saddle Tramp

1976年3月リリースです。
バンドのメンバー構成は、ツイン・ギターにツイン・ドラムスとサザン・ロック・バンドらしい編成ですね(笑)
ギターはスライドもかなりカッコ良く、アルバム通してギターは聴きごたえがあります。
他はベースにキーボードと、チャーリー・ダニエルズがギターの他フィドルも弾いていています。

アルバム全体カントリー色が強いのですが、印象的なのはA面2曲目の10分を超えるアルバム・タイトル曲「Saddle Tramp」。
この曲の中間部分以降の演奏に限っては、スケールが大きく、強烈に繰り広げられるギター・ソロ等、サザン・ロックの王道を行く迫力の演奏ですね。
オールマンのジェイモーがコンガで参加しています。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
B面3曲目の「It’s My Life」は中ではちょっと異色で、ジャジーというかブルージーというか、洗練された雰囲気で演奏されています。
アルバム最後の四分の三拍子の「Sweetwater Texas」は、何とも郷愁を誘う、染みてくる一曲です。

マーシャル・タッカー・バンドのトイ・コールドウェルがスティール・ギターで参加しています。
チャーリー・ダニエルズもマーシャル・タッカー・バンドのアルバムに参加しているので、交流が深かったようですね。

チャーリー・ダニエルズは、当初はセッション・ミュージシャンとして活躍していたようで、長いキャリアでアルバムも多くあるのですが、私はこの時期の頃からの数枚しか聴いたことがありません。

1970年代に入り、サザン・ロックという名の下で、オールマンが大人気となり、次々と生きのいいバンドが出てくるんですよね。
更に今回のアルバムの1976年にはオールマンが解散していて、何かと話題が多かったこの時期のサザン・ロックの中で、このチャーリー・ダニエルズ・バンドも紹介されることが多いですね。

なので気がつくと、個人的には、自然とこの時期のアルバムを手にしていることが多いんです(実際に私が聴いたのは随分と後になってからですが)。

◆iTunes StoreでThe Charlie Daniels Bandをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.12.2)


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