シカゴ・ブルースのレジェンド・オーティス・ラッシュが、2018年9月29日に脳卒中に伴う合併症のため死去したというニュースがありました。享年83歳でした(※年齢については、1934年生まれの84歳との報道もあります)。
次のようなニュースがありました。
シカゴ・ブルースの伝説的ギタリスト/シンガー、オーティス・ラッシュ(Otis Rush)が9月29日に死去。オーティスの公式サイトにて妻のマサキ・ラッシュが明らかにしています。オーティスは2003年に脳卒中で倒れ、リハビリを行っていましたが、妻のマサキは脳卒中の合併症のため亡くなったと伝えています。
シカゴ・ブルースのレジェンド オーティス・ラッシュが死去 – amass
オーティス・ラッシュは、米ミシシッピ州フィラデルフィア生まれ。確か、奥さんは日本人でしたよね。
オーティス・ラッシュといえば、1956年にコブラ・レーベルより「I Can’t Quit You Baby」でデビューして以来、シカゴ・ブルース・シーンで活躍し、モダン・ブルースの巨人とも言えるレジェンドです。
名曲「All Your Love」や「Double Trouble」は、多くのミュージシャンにカバーされています。
1950年代後半からのシカゴにおいては、バディ・ガイ、マジック・サムらとともにシカゴ・ブルースの新世代として活躍したんですよね。
左利きながら、右利き用に弦を張ったギターをそのまま左で弾いていて(アルバート・キングもですね)、そのせいか、チョーキングやビブラートが独特の音に聴こえるんですよね。何より、抑えていた感情が爆発するようなギターは鳥肌ものです。
オーティス・ラッシュ氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
※関連ニュース
・米ブルースギタリストのオーティス・ラッシュ氏が死去、84歳 – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)
・Otis Rush, Seminal Chicago Blues Guitarist, Dead at 84 – Rolling Stone
※参考
・オーティス・ラッシュ – Wikipedia
・Otis Rush – Wikipedia
・OTIS RUSH OFFICIAL
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