ワールドカップロシア大会もいよいよグループリーグ最終節です。
グループAは、ともに連勝して決勝トーナメント進出を決めているウルグアイとロシアが、1位通過をかけての対戦となります。
「ウルグアイ 対 ロシア」
キックオフ:2018年6月25日(月)23時00分(日本時間)
試合会場:サマーラアリーナ
開催国とはいえ、下馬評は低かったもの、始まってみると快進撃の地元ロシアと、しぶとく、さすがの古豪といった試合巧者ぶりを見せているウルグアイとの対戦ですね。
試合観戦記
お互いにボールを持ってゴール前まで攻め込むシーンを見せる積極的な試合の入りですね。
前半10分、ウルグアイがボールを奪ってからの早い展開で、中央でFKを獲得。キッカーはスアレス。
スアレスが壁が途切れた右サイドを低い弾道で狙いすまして蹴ると、ボールはゴール右に決まって、ウルグアイが先制です。
壁の右のロシアの選手がどういう意図か、壁に入っていた隣のウルグアイの選手を押しのけたんですが、そのスペースを狙われてしまいましたね。
その後、前半13分のロシアのシンプルに長いボールからのシュートや、17分のCKからのジュバのたたきつける惜しいヘディングシュートなど、この時間帯はロシアが優勢に試合を進めていて、これはロシアにも得点チャンスがありあそう。
しかし、前半23分、ウルグアイの右CKのこぼれ球からラクサールがミドルを狙うと、これがロシアのチェリシェフに当たってコースが変わってゴール。オウンゴールですね。これでウルグアイが2—0とします。
ロシアは点を取りに行きたいところなんですが、ウルグアイが余裕が出きたのか、守備も上手く対応してなかなかシュートまで持ち込めません。
前半36分、ロシアのスモルニコフがラクサールの突破を後ろから足を引っ掛けて倒してしまい、なんと、前半27分にイエローカードをもらっていたスモルニコフがイエロー2枚目で退場です。
これはちょっとロシアが厳しく難しい展開になってきましたね。
前半は、このまま2—0とウルグアイがリード折り返します。
後半に入って、やっぱり10人のロシアは苦しいですね。ボールの保持はほとんどウルグアイで試合が進みます。
しかし、ロシアも諦めず、時折、人数をかけて、ボールをつなぎつつウルグアイゴールに迫ってきますね。まだ得点チャンスはありそうです。
後半26分、ウルグアイゴール前で、ゴディンの腕が競ったジュバに当たって倒れこむも、これはファールなし。
後半29分、ロシアがウルグアイのGKからのパスミスをカットしたボールが、ゴール前右でジュバに渡るもシュートは大きく枠を外れます。
さすがに10人のロシアは、各選手疲れてきてますね。ボールを追えなくなってきて、思うようにボールが扱えなくなるシーンが増えてきました。後半40分、なんとかロシアがシュートまで持ち込むもののGKにキャッチされます。
勝利が近いウルグアイは、あとはもう1人のストライカー、カバーニになんとか得点を取らせたい、という雰囲気が漂っているところで、後半45分、CKからゴディンがヘディングを合わせると、これをGKが一旦弾くものの、ここに詰めていたカバーニが反応して左足で合わせてゴール!!
カバーニがようやく今大会初得点を挙げて、これでウルグアイは万全ですね。
試合はこのまま3—0でウルグアイの勝利でした。
おわりに
これでウルグアイがグループAを1位通過で、ロシアが2位通過となります。
対戦相手はこれから行われるグループBの結果によるのですが、スペイン、ポルトガル、イランが可能性を残しています。
波乱がなければスペイン、ポルトガルになりうそうですが、さて、どうなりますか。が、グループBから順当にポルトガルとスペインが上がってきたら、まあ、どちらと当たっても、という感じではありますね。
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・2018ワールドカップロシア大会【グループA第1節】ロシア対サウジアラビア テレビ観戦記(2018.6.14)
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※2試合目
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