ワールドカップロシア大会5日目。グループF第1節のもうひと試合は、アジア代表・韓国の登場です。対するはスウェーデンです。
「スウェーデン 対 韓国」
キックオフ:2018年6月18日(月)21時00分(日本時間)
試合会場:ニジニ・ノヴゴロドスタジアム
FIFAランキング24位スウェーデンに対して57位の韓国。格上のスウェーデンに対して、韓国には粘り強く守って、攻撃はやっぱりアジア最高のストライカーともいえるソン・フンミンに期待ですね。スウェーデンのフィジカルを生かした堅い守備を崩せるかどうか。
グループFにはドイツとメキシコが入っているので、是非ともこの試合は勝ち点3が欲しい両チームですね。
試合観戦記
両チームとも落ち着いた試合の入りでしたが、どちらかというと韓国の方が勢いのある立ち上がりですね。
しかし、前半10分過ぎから、徐々にスウェーデン・ペースで、ボールを保持する時間が長くなってきます。中盤でパスを回しながらチャンスを伺うといった展開で、韓国はカウンター狙いとなるでしょうかね。
前半20分には、韓国ゴール前で、パスにスルスルっと抜け出したスウェーデンのFWベリがゴール目の前でシュートを放つも、これはGKチョ・ヒョヌの好セーブに阻まれます。
前半28分、左サイドバックのパク・チュホが足を痛めて交代してしまいましたね。
右サイドのソン・フンミンを中心としたスピードあるカウンターは迫力ありますが、ゴール前がどうしても薄くて、なかなか決定機になりません。スウェーデンは戻りも早く、守備が本当に堅いですね。
前半はスウェーデンがやや押しているものの、お互いにビッグチャンスはなかなか生まれず、0—0のスコアレスで折り返します。
韓国は後半開始すぐの6分、左サイドからのクロスに頭で合わせたク・ジャチョルのシュートは惜しくも枠外。
対してスウェーデンも後半11分、FKからばっちりヘディングで合わせるもの、韓国GKチョ・ヒョヌに防がれます。
一進一退が続く中、後半17分にプレーが中断します。これは直前の韓国ペナルティエリア内で、スウェーデンのクラエソンがキム・ミヌのスライディングで倒れたプレーについて、VAR判定が行われています。で、結局、これがPK判定となります。
キッカーのグランクビストがこのPKを落ち着いて決めて、スウェーデンが先制します(後半20分)。
韓国は得点を取りに行かないといけないのですが、スウェーデンの中盤からのプレスが厳しく、なかなか前にボールを運べません。先制点をあげて余裕が出てきたのか、スウェーデンの組織された守備がさらに強固になった感じです。
後半28分、韓国は期待の若手20歳の10番、イ・スンウを投入。
韓国は中盤でもボールを持つも、ゴール前まで運べませんね。いや〜、スウェーデンの堅い守備の前に、韓国は攻め手がないです。
アディショナルタイムに入った後半46分、韓国はクロスからヘディングで折り返すと、ゴール前でファン・ヒチャンがフリーで頭で合わすもののこれは枠の外。
結局、試合はそのままスウェーデンが1—0で勝利を収めました。
おわりに
試合展開としては、スウェーデンの思惑通りだったのでしょうね。
もともと守備の堅いスウェーデンに、先制を許して守りを固められると、得点を取るのは容易ではないですね。
ソン・フンミンというエースを抱えながらも、ゴール前で最後の攻め手がないですね。得点まであと一歩という感じではあるのですが、決定力不足という言葉で済ませるには、なかなか難しい問題で、そのあたりはどこも共通の悩みですね。
グループFの他の2チームは、王者ドイツとメキシコという強豪で、しかもすでに行われた試合でメキシコが勝つという波乱が起きてます。
韓国は厳しいグループに入っているので、この敗戦はちょっと厳しいですね。
【グループ F関連記事】
※1試合目
・2018ワールドカップロシア大会【グループF第1節】ドイツ対メキシコ テレビ観戦記(2018.6.17) | ローカルブロガーのメモ帳