2018ワールドカップロシア大会【グループA第1節】ロシア対サウジアラビア テレビ観戦記(2018.6.14)

いよいよワールドカップロシア大会の開幕です!!
開催国のロシアとの開幕戦の対戦相手は、日本代表とも最終予選でしのぎを削ったサウジアラビア代表です。

ロシア 対 サウジアラビア

キックオフ:2018年6月14日(木)24時00分(日本時間)
試合会場:ルジニキスタジアム

日本代表も、毎度、苦戦を強いられている難敵サウジアラビアですが、世界が相手のワールドカップの舞台となると、やはり苦戦必至です。やっぱり守ってカウンター狙いになるのかな。

ただ、開催国のロシアは、もちろん自国開催のアドバンテージはあるでしょうが、近年はやや低迷していて、目安ですがFIFAランキンを見ても70位と、実は出場国中最下位に沈んでます。ただ、サウジアラビアも下から2番目の67位なので(ちなみに日本は下から3番目の61位…)、実力は拮抗していて、お互いにこの試合では勝ち点が欲しいところです。

開幕戦は手堅い試合になりそうですが、さてどうなりますか。いぜれにしても、いよいよワールドカップロシア大会の開幕です!!

試合観戦記

いや〜、やっぱり7万を超えているという、スタンドの歓声がすごいです。
その大歓声を背に、立ち上がりからロシアが優位に試合を進めています。

しかし、サウジアラビアもマイボールになると、カウンターを発動したり、ボールも繋いだりと、お互いに積極的な試合の入りですね。

前半12分、ロシアがCKの流れから、左サイドからふわりとクロスを上げると、フリーのガジンスキー選手がこれを頭で合わせてゴール!!
今大会のファーストゴールは、開催国のロシアでした。

ゴール前で競合う中で、サウジアラビアの選手は倒れてしまったようで、完全フリーで合わせられましたね。

これで重圧から解放されたように、ロシアの攻撃に勢いがでてきました。
サウジアラビアは、ロシアのプレスにパス回しがバタついて、ボールがつながりません。

明らかに運動量に勝るロシアは前半43分、自陣から一気にボールを運ぶとサウジアラビアの選手がついていけず、ペナルティエリア手前からボールを横につながれ、最後はチェリシェフがDF2人を落ち着いてかわして放ったシュートがゴールネットを揺らして、ロシアが追加点です。

前半は、このまま開催国のロシアが2—0をリードして折り返します。

サウジアラビアは、中盤ではロシアのプレスが厳しくいい形でボールが持てず、時折カウンターを見せるものの、ロシアのバランスのいい守備に決定機までいかず、厳しい展開ですね。

後半に入って、ロシアは落ち着いた試合運びになり、サウジアラビアはボールを持っても、ロシアの守備のプレスが早く、ボールを前に運べません。

時折、ロシアの方がチャンスと見るや人数をかけて攻勢に出ますね。
すると、後半26分、ロシアがみごサイドのスローインからのパス交換からクロスを上げると、交代で入ったばかりの長身のジュバが下がりながらマークを外して頭で合わせると、これがゴール!!ロシアが追加点で3—0とリードを広げました。

サウジアラビアの運動量が少ないですね。足が止まってますね。チャンスらしいチャンスも生まれず、時間が経過していきます。

アディショナルタイムの後半46分、ロシアは自陣FKのロングフィードから、頭で落としたボールを受けたチェリシェフが、ワントラップ後に左足アウトにかけたループ気味のシュートを放つと、これがGKを超えてゴールネットを揺らして、ロシアが4点目です。

チェリシェフはこの日2点目ですね。見事なシュートでした。

さらに後半49分には、ロシアはペナルティエリア手前からのFKを、ゴロビンが右から曲げて直接決め、なんと5点目です。

試合は直後に終了。開催国ロシアが5—0で圧勝しました。

おわりに

サウジアラビアは最後まで動きが少なくロシアの守備を崩せず、反対にロシアは最後まで集中して足を動かしてましたね。

アジア予選で日本が苦しんだサウジアラビアが完敗とは…。サウジアラビアは、アジアではもっと粘り強いチームの印象なんですが、淡白でしたね。

アジアのチームに頑張ってもらいたい気持ちが強いのですが、大会の盛り上がりを考えると、ロシアの大勝はまあ、良かったのかな。

ということで、いよいよ始まったワールドカップロシア大会の開幕戦は、開催国のロシアの大勝でした。

※参考:ロシア vs. サウジアラビア(グループA) テキスト速報 – ロシアワールドカップ特集 – スポーツナビ