【備忘録】小樽市における新型コロナウイルス感染状況と街の様子についてのメモ〜7月末までのニュースの動向記録

※この記事は、小樽市における新型コロナウイルス感染状況と街の様子についての管理人用備忘録で、ニュースの動向をもとに、7月末までの様子を書き留めておいたものです。

最初の北海道知事による緊急事態宣言

2月のさっぽろ雪まつりや、小樽雪あかりの路などのイベントは、心配されながらも開催されましたが、北海道で感染者が徐々に増え、2月末、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、北海道の鈴木知事によって緊急事態宣言が出されます。期間は、2020年2月28日(金)から3月19日(木)までの3週間でした。

最初の週末となる2月29日(土)と3月1日(日)の2日間に関しては、外出を控えるようにとの要請もありました。

観光の街・小樽でも街から観光客の姿が急激に減って閑散とし、ホテル・旅館も宿泊予約のキャンセルが相次ぎます。

小樽市の主な施設(小樽市総合博物館本館・運河館、市立小樽文学館・美術館、市立小樽図書館など)は、2月29日(土)から3月19日(木)まで休館となります。

小樽の観光スポットからも、一気に人影がなくなりました(まばらにポツポツといった感じでした)。

この段階では、小樽を含む後志管内では、新型コロナウイルス感染者は確認されていませんでした。

※関連記事
新型コロナウイルスに関して、小樽の状況だけでも触れないわけにいきませんね〜イベントは軒並み中止、街は閑散〜市の施設などの休館情報について【追記あり】: 小梅太郎の「小樽日記」
いつもは観光客で大変な賑わいを見せる小樽運河や堺町通りから人影がほとんどなくなってます: 小梅太郎の「小樽日記」

※参考サイト
小樽市 :新型コロナウイルスについて

小樽で感染者確認。施設は再び休館へ、そして休館が延長

北海道の緊急事態宣言は、3月19日(木)をもって終了したものの、引き続き警戒が呼びかけられます。

小樽はというと、3月12日(判明・発表)に初の感染者が確認され、3月22日(日)には新たに2人の感染の発表がありました(判明は3月21日と22日)。

3月22日の発表を受けて、19日の緊急事態宣言終了後に、条件付きながら20日(金)から再開していた市の主な施設は、再び3月23日(月)より休館となりました。期間は3月31日(火)まで。

この頃の小樽運河や堺町通りなどの観光地の様子はというと、もちろん外国人観光客の姿はほぼ見られませんが、実はちょっとだけ人出が戻ってたんです。とはいえ、その数は普段に比べて圧倒的に少なく、パラパラとなんですけどね。

で、3月31日までの予定で休館していた市の施設でしたが、再開直前の3月27日に市内で5例目の感染者の確認があり、各施設は4月7日(火)まで、臨時休館を延長します。

※関連記事
新型コロナウイルス関連ニュースより/小樽市の発生状況・小樽運河や堺町通りの様子・市施設の再休館情報(3月24日現在): 小梅太郎の「小樽日記」
小樽市の総合博物館や文学館・美術館などの主な施設休館情報〜市施設は休館期間を再延長(2020年4月1日現在): 小梅太郎の「小樽日記」

※参考サイト
小樽市 :新型コロナウイルス感染症の市内発生状況について

4月8日から施設は再開するも国の緊急事態宣言発令。そして宣言は延長

小樽市の主な施設は、開館時間の短縮や条件付きながら、4月8日(水)から再開します。

が、ここで大きな出来事として、国の緊急事態宣言がありました。対象地域を北海道を含む全国に広げたのが4月16日でした。

道としても、4月20日から5月6日までのゴールデンウィークを挟んでの休業要請もありました。この頃が北海道の第2波と言われてますね(4月23日に感染者発表45人)。

これを受けて、主な市の公共施設や観光施設は、4月20日(月)から一斉に休館となりました(公共施設は三たびの休館です)。

休館期間は、主に緊急事態宣言期間の5月6日までだったのですが、国の緊急事態宣言が5月末まで延長になったのを受けて、各施設の休館も概ね5月31日までの予定で延長になりました。

この頃は、市内の商業施設や店舗も軒並み休業となってます。さすがにお客さんがほとんど来ませんからね。なんたって、運河プラザをはじめとした観光案内所さえも、4月20日~最終的には5月下旬まで期間を延長して臨時休業になってましたから。

この頃は、本当に観光客の姿がなくなってしまい、街も動いてませんでした。

※関連記事
小樽市の主な施設が開館時間の短縮や条件付きながら、4月8日(水)から再開〜総合博物館や文学館・美術館など市施設の開館情報: 小梅太郎の「小樽日記」
小樽市内の主な公共施設や観光施設も4月20日から一斉休館〜追いきれませんが状況を書き留めておきます(4月21日現在)【延期のため追記:5月6日現在】: 小梅太郎の「小樽日記」

※この頃の北海道新聞の報道の動きです(小樽関連のみ)。
2020年5月23日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(休業要請緩和 小樽の施設の対応は)
2020年5月26日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(小樽でも営業再開の動き)
2020年5月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(国の緊急事態宣言解除で観光復活の活路は)
2020年5月29日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(国の緊急事態宣言解除後の小樽の商店街は)
2020年5月29日付北海道新聞朝刊総合欄(北海道の緊急事態宣言の経緯)

5月25日国の緊急事態宣言解除、道も6月1日から休業要請が全面解除

段階的に解除されていた国の緊急事態宣言は、5月25日に北海道を含む最後の解除がありました。

こちらも段階的に解除されていた道からの休業要請も、6月1日から全面解除となり、道からの不要不急の外出自粛要請も同時に解除となりました。

さらに、6月19日から、道の移動制限も解除されました(国としても移動自粛を解除しましたね)。

これにより、随分と日常が戻ってきて、市内の各施設もようやく再開となるのですが、再開といっても、まだまだ条件や制限付きとなり、施設側も利用者側も手探り状態です。手洗いや換気などの感染予防対策は引き続き求められ、イベントについても、まだ開催に条件があったり、札幌市との往来自粛も求められてましたね。

それでも、街を歩くとシャッターが閉まっていたお店の入り口が開けられるなど、小樽の街が少しずつ動き出している感じがしてきたのがこの頃です。

ちなみに、運河プラザは5月26日から(浅草橋観光案内所は6月1日から)、その他の市の主な施設も6月1日(月)もしくは2日(火)から再開してました。

※関連サイトから
小樽市内小中学校・公共施設 6/1再開(小樽ジャーナル)
【更新】小樽観光 営業再開施設の情報|キタル、オタル。|小樽を楽しむ時間を育てるための超発信型小樽ファンサイト

※参照:2020年5月29日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(ウイングベイ小樽はイオンとビバホームは営業を続けていましたが、その他の店舗も5月28日から順次再開。ウイングベイ小樽TOP

※関連記事
【再開情報】運河プラザ(5月26日から)をはじめとした観光案内所が営業を再開しています: 小梅太郎の「小樽日記」
【再開情報】小樽天狗山ロープウエイは6月5日(金)から夏期営業開始(当面の間は金・土・日曜のみ): 小梅太郎の「小樽日記」
【再開情報】市立小樽図書館も6月2日から一部サービスを再開〜開館時間は短縮。利用できないサービスもあるので注意です: 小梅太郎の「小樽日記」
【再開情報】市立小樽美術館・文学館も6月2日から開館時間を短縮して再開〜企画展は期間延長: 小梅太郎の「小樽日記」
小樽市総合博物館本館・運河館は6月1日から開館時間を短縮して再開してます〜企画展は期間延長: 小梅太郎の「小樽日記」
日本銀行旧小樽支店金融資料館も6月1日より再開しています〜ガイドツアーと業務展示ゾーンの見学は休止中: 小梅太郎の「小樽日記」

※この頃の新聞報道の動きです(小樽関連のみ)。
2020年6月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(小樽市の施設、再開)
2020年6月2日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(久々の営業)
2020年6月3日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(小樽市独自の観光振興)
2020年6月10日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(苦境が続く小樽市内観光地の飲食店)
2020.6.20北海道新聞朝刊小樽・後志欄(移動解除、小樽も徐々に日常へ)
2020.6.21北海道新聞朝刊小樽・後志欄(移動解除後初の週末)

しばらく平穏な日々だったもののクラスター発生

しばらくは小樽では感染者も確認されず、6月に入り街も少しづつ動き出していて、経済にも明るい兆しが見えだしたのですが…

そうです、小樽市花園地区の飲食店(スナック)での昼間のカラオケ、いわゆる昼カラで、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生して、その感染拡大が止まらなくなりました。

まず、小樽市で9人の新型コロナウイルス感染が確認されたというニュースが発表されたのが、6月24日(水)のことでした(判明は6月23日)。

ここから昼カラ関連で3店舗にクラスターが発生したと発表があり、連日、感染者の発表が市からあり、6月28日発表時には一気に14人の感染拡大が伝えられました。迫市長は会見で「市内は緊急事態宣言下レベルと同程度と認識」と述べています。

この小樽での昼カラにおけるクラスター発生のニュースは全国ニュースにもなり、この頃は全国的には感染者が抑えられている時期だったこともあり、小樽に大きくマイナスイメージがついてしまったのは、観光の街・小樽としては痛いところでした。

7月4日の発表を最後に、7月5日以降は新たには確認されず、小樽市は7月18日(土)に、このクラスターが収束したものと判断して、収束を宣言しました。

最終的に、花園地区のスナック3店における昼カラ関連の感染者は40人(店利用客が33人で、店利用客の濃厚接触者が7名)となり、うち2人が死亡しました。

※小樽市の花園地区の昼カラにおけるクラスターについては、こちらの関連ブログに詳しくまとめてます。
ニュースより/小樽市での新型コロナウイルスのクラスター発生による感染拡大の状況を書き留めておきます【追記あり:クラスターの収束宣言】: 小梅太郎の「小樽日記」
小樽の昼カラで発生した新型コロナのクラスターは収束へ。営業自粛要請も解除に: 小梅太郎の「小樽日記」

市の施設の休館の経過まとめ

ここで、市の公共施設の休館の経過をちょっと遡って、あらためてまとめてみます。

2月末の北海道の緊急事態宣言を受けて、すぐに市の主な施設が休館し、3月19日の緊急事態宣言終了を受けて、条件付きながら3月20日から再開しました。

しかし、市内の新たな感染者発生を踏まえ、再び3月23日から休館。31日までの予定だったのが、再開直前の27日に市内5例目の感染確認もあり、感染拡大防止の観点から4月7日まで臨時休館を延長。

ようやく4月8日から再開していたのですが、国の緊急事態宣言を受けて、4月20日から三たびの休館となってしまい、当初は5月6日までだったのが、緊急事態宣言の延長に合わせて5月31日まで休館を延長。

で、多くが6月1日(もしくは2日)から、ようやく再開していたのですが、小樽市のクラスター発生を受けて、6月29日(月)〜7月12日(日)の予定で、4度目の休館となりました。

そして、クラスターの収束の宣言に先立ち、7月13日(月)もしくは14日(火)から、各施設は再開しています(7月31日現在)。

※関連記事
小樽市では新型コロナウイルス感染症拡大に伴い主な市の公共施設がまた休館に(6月29日現在): 小梅太郎の「小樽日記」
小樽市の多くの公共施設が7月13日または14日から再開しています: 小梅太郎の「小樽日記」

※参考サイト
小樽市 :新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う施設等の臨時休業・再開等について

クラスター収束後の小樽〜7月末までの様子

7月18日にクラスターの収束を宣言した小樽は、その後、クラスター関連ではない2人の感染者が発表(7月18日と20日)されていますが、比較的、落ち着きを取り戻しています。

7月23日(木・祝)〜26日(日)の4連休は、少しですが観光地に賑わいが戻りました(といっても、以前に比べると、観光客の姿はまばらですけどね)。

ただ、本当はこの連休中の24日〜26日には、小樽の夏が一番盛り上がる「第54回おたる潮まつり」が開催予定だったのですが、今年は中止。小樽市民にとっては寂しい夏となっています。

※関連記事
賑わいが少し戻ってきた7月の連休中の小樽運河と堺町通り(7月25日の様子): 小梅太郎の「小樽日記」

※参考サイト
小樽市 :新型コロナウイルス感染症の市内発生状況について

おわりに

7月下旬に入り、小樽を含めた北海道の感染状況は小康状態といえますが、全国的にみると、東京都などの都市部を中心に感染拡大の一途を辿っています。

まだまだ、新型コロナウイルス感染拡大の心配は続いているので、感染防止対策をしての日常、ということになりますし、観光につていも、当分はする方も迎える方も、感染防止対策をしっかりとしながら、ということになるのでしょうね。

ということで、小樽における新型コロナウイルスの感染拡大について、管理人用の備忘録として、7月末までの様子を書き留めておきました。

※観光協会のサイトから。
【更新】小樽市内 観光・宿泊施設等 休業の情報 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【更新】小樽市内 商業施設・物販店舗等の休業情報 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【更新】小樽市内 飲食店 休業の情報 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【更新】小樽市内観光施設 営業時間等の変更情報 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

※小樽市HPから
小樽市 :新型コロナウイルスについて
小樽市 :新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う施設等の臨時休業・再開等について

※関連ブログから
小梅太郎の「小樽日記」: 新型コロナウイルス関連情報(小樽)