2018平昌冬季パラリンピック、大会8日目の3月16日(金)、男子バンクドスラロームLL2(下肢障害)で成田緑夢(なりたぐりむ)選手(24)が金メダルを獲得しました!
すごい!おめでとうございます!!
今大会の日本勢の金メダルは、アルペンスキー女子大回転座位の村岡選手に続く2個目となりますね。
バンクドスラロームは、旗門が設けられた傾斜のついたカーブ(バンク)があるコースを3回滑り、一番速いタイムで競う種目で、今大会から正式に新競技として採用された、五輪にはない種目です。
レースは、通常であれば回を重ねるとばコースが荒れてタイムが落ちるために、1回目にベストタイムが出ることが多いところが、このレースでは各選手が回を重ねるごとにタイムを更新していくという異例の展開でした。
成田選手も積極的な滑りで1本目は50秒17、2本目は49秒61、そして3本目は48秒68と、3回目にベストタイムをマークして優勝を飾りました。しかも、1回目、2回目とも全体のトップだったんですよね。
これで成田選手は、今大会から正式に採用されたバンクドスラロームの初代チャンピオンとなったわけですね。すごいな〜!
NHKのYouTubeチャンネルで公開されている、成田選手のバンクドスラロームの映像です。
ちなみに、成田選手の兄は成田童夢、姉は今井メロという、ともにトリノ五輪スノーボードのハーフパイプに出場したアスリート兄弟なんですよね。
ということで、成田選手のスノーボードクロスの銅メダルに続くバンクドスラロームのメダルの色は、一番輝く金メダルでした。
男子バンクドスラロームの足の障害がより重いLL1男子(大腿(だいたい)障害)では、小栗大地選手は3本全てで転倒してしまい6位、山本篤選手は2回目に怪我をしたようで3回目に出られず記録なしになってます。怪我は大丈夫かな。
※参照ニュース
・タイム更新、また更新 緑夢、危険な勝負でつかんだ金 – 2018平昌パラリンピック(ピョンチャンパラリンピック):朝日新聞デジタル
・成田緑夢が金、小栗大地6位、山本篤は記録なし – ピョンチャンパラリンピック : 日刊スポーツ
※参考
・平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピック特集 – スポーツナビ
・NHKピョンチャンパラリンピック
・ホーム|平昌2018パラリンピック冬季競技大会特設サイト