2018平昌冬季オリンピックが、いよいよ始まりましたね。
個人的にはスキー競技関連に注目しているのですが、2月10日(土)にスキージャンプ男子ノーマルヒル個人・決勝が行われたので、その観戦記です。
2月9日(金)の開会式に先立ち、8日に行われた予選では、出場した葛西紀明、伊東大貴、小林潤志郎、そして小林陵侑の4選手全員がきっちりと通過して、この日の決勝に進んでいます。
時折、風で競技が中断する難しいコンディションのようでしたね。
ジャンプ男子ノーマルヒル個人1回目
まず、日本勢最初の登場となった伊東大貴選手の1回目は、103.0m、110.3点でした。
今シーズンは怪我で出遅れた伊東選手でしたが、非常に良いジャンプで、ここにきてだいぶ本来の調子に戻ってきた感じでしょうかね(インタビューでもこちらにきて1番のジャンプだったと言ってましたね)。
続いて登場したのが、日本勢最年少21歳の小林陵侑選手で、1回目のジャンプは108.0m、120.2点でした。
いや〜、小林陵侑選手はかなりいいジャンプで、かなり調子が良いようですね。2回目にも期待したいです。
そして、8度目の冬季五輪出場となった葛西紀明選手の1回目は、104.5m、113.9点でした、
葛西選手のジャンプ自体は失敗だったようですが、後半我慢して距離を延ばしてたところは、さすがです。けど、もうちょっと距離を延ばしたかったですね。
日本勢最後の登場が、今シーズンのW杯ランキング8位で日本最上位と期待の小林潤志郎選手でしたが、なんと1回目のジャンプは、93.0m、98.8点と失速ジャンプとなってしまいました。
う〜ん、風の不運もあったようですが、小林潤志郎選手はこのまさかの失敗ジャンプで、結果2回目に進めませんでした。30位までが2回目に進めるのですが、小林は31位でしたね。残念。
小林潤志郎選手は、日本チームのエースとして臨んだこのオリンピックでしたが、いきなり最初の競技でつまづいてしまいました。まだ、ラージヒル、団体とあるので、なんとか立て直してもらいたいですね。
1回目を終わって、小林陵侑選手が120.2点で一桁の9位、葛西が113.9点で16位、伊東大貴が110.3点で19位で2回目進出です。
ジャンプ男子ノーマルヒル個人2回目
1回目19位の伊東大貴選手の2回目は102.0m、104.4点で、合計214.7点となりました。
うまくまとめた感じでしたが、もうちょっとというところでしょうかね。
1回目16位の葛西紀明選手は99m、99.4点で、合計213.3点となりました。
う〜ん、これも失敗ジャンプだったようで、距離が延びませんでしたね。
1回目9位の小林陵侑選手の2回目は、108.0m、120.6点で、合計240.8点となり、この時点で3位です。素晴らしい!!
実は、その2人前のシモン・アマン選手(スイス)のところで、長い待ち時間になってしまったんですが、小林陵侑選手はきちんと2回目も大きなジャンプを飛んできました。日本勢最年少ながら見事ですね。
最終順位は小林陵侑選手が7位、伊東大貴選手が20位、葛西紀明選手が21位でした。小林潤志郎選手は2回目に進めず残念でしたね。
という男子ノーマルヒルの結果でしたが、もともと今シーズンの日本選手たちは、海外のトップ選手たちとの差がなかなか埋まらず苦戦していたので、このオリンピックもなんとか入賞というのが現実的なところだったと思います。
それを考えると、若い小林陵侑選手の7位というのは、かなり立派な成績ですね。おめでとうございます。
失敗した小林潤志郎選手が心配ですが、伊東選手は復調しているようですし、葛西紀明選手もベテランらしさを見せています。そして何より、若い小林陵侑選手がここにきてオリンピックでの急成長を感じさせる活躍で、この後のラージヒルと団体も楽しみですね。
この後のジャンプ競技は、男子ラージヒルが予選が2月16日(金)で決勝が17日(土)、男子団体が2月19日(月)で、女子はノーマルヒルのみで2月12日(月)となっています。
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