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Leadbelly/レッドベリー〜フォークソングやブルースなど黒人大衆音楽や伝統音楽などを聴かせる12弦ギターの名手のアルバム

レッドベリー以前投稿したアルバム「THE STORY OF THE BLUES」に収録されていたブルースマンのレコードは、いつも気にして探していたのですが、やはり当時は地方ではほとんど見かける事はできなかったですね。

しかし、ある時、その中の一人の名前をレコード店で発見してしまいました。

その時、本当は他の有名なロック・アルバムを買いたいところでしたが、これを逃しては次は無いかもしれないと、先ほどのアルバム「THE STORY OF THE BLUES」で1曲しか聴いた事の無いその人のアルバムに手を出しました。

それがレッドベリーのこちら。

Leadbelly
(Includes Legendary Performances Never Before Released)

うろ覚えでいい加減なことを書いてしまったら申し訳ないのですが、分かる範囲でちょっと調べてつぶやきます。ただでさえ昔の話なのに、この人、経歴がもの凄すぎて追いかけきれまないんですよね。

レッドベリーは数回投獄されていて(顔もかなり厳つくて、怖いですね)、そこで黒人音楽家として「発見」されているようで、黒人音楽紹介のために国会図書館用にかなりの録音を残しているようですね。

この人の場合、ブルースマンというより、当時の様々な黒人大衆音楽や伝統音楽を歌い、演奏していた「ソングスター」と呼ばれるようで、それをレコードに残し後世に伝えた重要なミュージシャンですね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
フォークソングのスタンダードも数多く残しているようです。
だからこそ、レッドベリーの音楽を聴くと、ブルースだけではなく、当時の黒人音楽の様子をより一層うかがう事ができますよね。

ブラインド・レモン・ジェファーソンとも一緒に行動していて、ブルースについては影響も受けているようです。

購入したアルバムは輸入盤で、やっぱり内容詳細は残念ながら良く分からないのですが、どうやら音楽学者のジョン・A・ロマックスとアラン・ロマックスの親子によって1936年に収録されたもののようで、やはりブルースという範囲だけではなく、フォーク・ソングともいえる素朴な曲も聴かせてくれています。

12弦ギターを使用していますが、そのテクニッックは素晴らしいですね。見事な演奏です。
スライドも弾いていて、収録曲の「C.C.Rider」は非常にいい感じです。
武骨に、時に朗々と歌い上げるそのヴォーカルも、また味があります。

この人のレコードを聴いて、ブルースに限らない黒人音楽という世界がちょっとだけ広がったような気がしました。

(参考:レッドベリー – Wikipedia

◆iTunes StoreでLeadbellyをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.8.27)


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