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Favorite Country Blues Piano-Guitar Duets(1929-1937)〜ピアノとギターによる戦前ブルースのオムニバス盤

Favorite Country Blues Piano-Guitar Duets(1929-1937)戦前ブルースを追いかけていると、シティ・ブルースのリロイ・カー&スクラッパー・ブラックウェル等、ピアノとギターのデュエットというのはよく目に耳にしますし、気になるところです。

これもその頃、レコード店で目にとまって手にしました。

Favorite Country Blues Piano-Guitar Duets (1929-1937)

Yazooからリリースされている、輸入盤の中古を手にしましたが、アルバム.タイトル名が 「~Blues Guitar-Piano Duets」だったり「~Blues-Guitar Duets」だったりと表記されていて、正確なところが良く分かりません(苦笑)

とにもかくにも、ピアノとギターによる戦前ブルースのオムニバス盤ですね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
アルバム自体は無茶苦茶、雰囲気があっていいのですが、いかんせんミュージシャンのことが良く分からないんですよね。

更にアルバムのミュージシャン名は、基本的にはメインとなる一人の名前しか載ってなくて、デュエットの相方の名前が分からない。

裏ジャケに英語の小さい字で色々書いてあるのですが…
記録として珍しく曲目を書き留めておきます。

A面の収録曲は、
「West Side Blues」(1929)/Willie Harris(ギター)
「Good Gal」(1929)
「Back To The Woods Blues」(1929)/Charlie Spand(ピアノ)
「Sloppy Drunk Blues」(1930)/Leroy Carr…このギターは Scrapper Blackwell で、やっぱり息の合ったピアノとギターがいいですね。
「Tired Of Being Mistreated」(1929)/Roosevelt Sykes(ピアノ) & Clifford Gibson(ギター)…歌もデュエットです。
「Poor Coal Passer」(1936)/Springback James(?)
「The Blues Is All Wrong」(1930)/Leola Manning(女性のシンガー&ピアニスト)

B面は、
「Down In Black Bottom」(1931)
「Shook It This Morning Blues」(1931)/Joe Evans(?)
「Poker Woman Blues」(1929)/Blind Blake…やはりテンポの良いギターがカッコいいです。
「Sloppy Drunk Again」(1935)/Walter Davis(ピアノ)
「Monkey Man Blues」(1935)/Cripple Clarence Lofton(ピアノ)
「New Orleans Stop Time」(1936)/Bumble Bee Slim…この人はリロイ・カーのフォロワーとも言われてますが、ピアノもギターも弾くそうです。で、この曲は???
「Don’t Sell It, Don’t Give It Away」(1937)/Buddy Woods(ナイフ・スライド)…Oscar“Buddy”Woodsとも呼ばれますね。

詳細は分からずも、ピアノとギターのデュエットは、やはり2つの楽器の絡みが魅力的ですね。
軽快な印象も受けますし、どの曲もヴォーカルを含めて何ともシャレたソフトなシティ・ブルースといった感じです。

※参考「ブルースの歴史」/ポール・オリヴァー著(米口 胡訳)晶文社

◆iTunes StoreでFavorite Country Blues Guitar-Piano Duets (1929-1937) – Various Artistsをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.11.3)

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