地元・小樽には、寿司屋通りというのもあって、安くて新鮮な魚介類が美味しいことで知られてますが、もちろん、魚介類は本当に美味しいのですが、加えて個人的におすすめしたいのが、実は小樽のホルモン焼きなんです。
焼き肉ではなくて、ホルモン焼き(モツ焼き)ですね。
ちょっと小樽のホルモン焼きについて
詳しいことは分からないのですが、個人的には、小樽には少なからず“ホルモン文化”というのが昔からあるのではないかと、勝手に思ってます。
実際、最近では随分と減ってしまいましたが、市内には昔ながらの人気のホルモン焼き屋が何軒かあり、焼き鳥屋の中にもモツ類中心のお店があったり、市場の肉屋には生のモツ類を扱っているお店も少なくありません。
そして、小樽のホルモン焼き屋はタレと最後の〆に特徴があるんですが、それはまた後で。
で、今回のお店です。
個人的にお気に入りの、花園町の飲屋街にある「ホルモン焼 やしま」です。
ホルモン焼やしまで注文する
やしまは小樽でも大人気のお店で、店内はさほど広くなく、昔ながらのお店で時には肉を焼く煙で店内がもうもうとなるのですが、それがまたいいんですよね。
この日も予約してから行ったのですが、予約以外では入れなかったようです。
人気が出るのは嬉しいですが、出過ぎも入りにくくなるので、ちょっと悩ましいですね。
さて、注文ですが、だいたいいつも最初から、ホルモン5人前、豚タン3、レバー(肝臓)3、ガツとハツ(心臓)2…、といった感じでどんどんまとめて注文します。どうせ食べるので、その方がお店も楽ですしね。
ちなみにホルモンと言えばここは豚ホルモン(380円)です。
以前はモツの種類も色々たのんでたのですが、最近は上記の数種類です。
で、だいたいいつもホルモンと豚タンを追加注文してます。
ホルモン焼やしまで焼いて食べる
やっぱり、何はともあれホルモンです。これがないと始まりません。
これで5人前です。
丁寧に処理したホルモンは、小樽のホルモンの特徴といってもいいかもしれません(他の人気店でも、こういうホルモンがよくあります)。
これがとにかく絶品で、ホルモンの旨味が口に広がり、箸が止まりません。
もちろん臭みはなく、スルスルッとどんどん食べられてしまう美味しさなんです。
あっさり目のタレで、ここに焼いたモツ類をくぐらせていただくんです。
これが美味しいんです。
さて、ホルモンに続いてのお気に入りが、豚タンです。
(食べ進んでますが、手前が豚タン)
ちなみに、個人的にはタンと言ったら豚ですね(笑)
厚めに切った豚タンは、噛むたびにじゅわ〜っと旨味が染み出てきて、それほど固くなくて適度な歯ごたえなんですよね。
もちろん、焼き過ぎないように注意ですが。
焼き加減といえば、特に注意したいのが、レバーです。
お店の大将にも言われたのですが、レバーはちゃんと面倒を見てあげないとダメとのこと。
火が通ってくると、箸で触るとプクッとしてくるんですよね。
で、火が通った頃合いを見逃さずに食べると、なんと、これがサクサクッとした歯触りになって、甘みさえも感じられる美味しさ。
一度、しっかり面倒を見ながら焼いてみてください。これまでレバーは苦手な方も、好きになるかも。
この日もビール(その後に焼酎)と一緒に、お腹いっぱいに美味しくいただきました。
上のメニューを見ても分かるのですが、値段も安いんですよね。ホルモン焼きは庶民の食べ物です。
ホルモン焼やしまで〆をお願いする
さて、最後に〆です。これもまた特徴的です。
テレビで見たことのある方も多いと思いますが、実際、その通りなんです。
見た目が悪くて申し訳ないのですが、ずっと食べ続けて、ホルモン焼きの旨味がたっぷり染み出たこちらのタレに、
「スープお願いします」
こうお願いすると、お店の方がポットを持ってきて、ここにスープを注いでくれるんです。
そして、これを飲み干すんです。
え〜!っと思われるかもしれませんが、これが美味しいんです。
これが終わりの合図で、これを飲まないと終われません。
この〆のスープは、ここやしまだけではなく、市内の主なホルモン焼き屋でもやっていて、スープはお店によって鶏ガラだったり、昆布だったりと違いがあるようです。
おわりに
いや〜、たまりませんね、やしまのホルモン焼き。
お腹いっぱい、堪能したのですが、またすぐに行きたくなるんですよね。
小樽のホルモン焼き屋は、美味しいんです。
機会があれば、別のお店も紹介したいですね。
あ〜、こうやって記事を書いていると、また食べたくなってきた。
※場所は、花園銀座商店街のJRの高架のところから「嵐山通り」に入った、飲屋街にあります。
※食べログ情報はこちら
(記事中のお店情報は、2016年1月時点でのものです)
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※実は、関連ブログの「小樽日記」でもやしまの記事を書いてます。
・小樽のホルモン焼きは旨いです/ホルモン焼 やしま: 小梅太郎の「小樽日記」