東アジアカップ2013 サッカー日本代表 対 韓国代表 テレビ観戦記(2013.7.28)

サッカー日本代表、東アジアカップ最終戦の対韓国戦です。

日本代表の新戦力発掘の大会ともなったこの東アジアカップで、初戦と2試合目でメンバーを総入れ替えしたザッケローニ監督ですが、優勝もかかるこの3試合目に選ぶメンバーが何とも気になるところでしたね。

東アジアカップ2013 日本 対 韓国

キックオフ:2013年7月28日(日)20:00
試合会場:韓国・蚕室(チャムシル)

(個人的な話ですが、当日は地元・小樽の花火大会を見ていて、帰ってきたら試合は終了していたので、今回は録画観戦記で、試合開始前の執筆もありません)

先発メンバーは、
GK:12 西川周作
DF 3 駒野友一(cap)/16 栗原勇蔵/36 森重真人/5 槙野智章
MF 17 山口螢/29 高萩洋次郎/28 青山敏弘
FW 9 工藤壮人/30 柿谷曜一朗/11 原口元気

メンバーは初戦の中国戦と一緒ですね。
ザッケローニ監督にとっては、今回のチームはこのメンバーがベースなんですね。

東アジアカップ初優勝もかかっているので、これからの代表候補の選手たちにとっては、内容にあわせてぜひとも結果がほしいところです。

試合《前半》

さて、この大会は韓国も結果が出てないのですが、さすがは日本戦ですね(汗)
試合が始まると、序盤からしっかりプレスをかけてきてますし、積極的な試合運びで、試合展開としては、圧倒的な声援を背に、完全に韓国にペースでしたね。

けど、これがかえって日本代表の守備の意識を高くして、しっかり守ることができている感じの試合の入りでした。

そんな劣勢が続く中、前半25分、柿谷が青山からのロングボールに、前がかりの韓国DFの裏に抜け出して、先制のゴ〜〜ル!

期待の柿谷がワンチャンスを見事に決めました。一対一で落ち着いてました。

ただ、その後も韓国ペースが続き、結局、前半33分に韓国に見事なミドルシュートを決められて、あっさり同点

シュートは素晴らしかったのでしょうがないですが、あまりにフリーで打たせ過ぎているのと、やっぱりペースを握られ続けたら、失点の可能性は当然高くなりますよね。
こういうときには、プレスをかけられても、落ち着いてボールをキープして回してと、ゲームを落ち着かせる時間(選手)が欲しいですね。

結局、押されながらも何とか耐えたという形で、前半は終了。
最近はたて続けに失点することが多かったので、1—1で前半を終われたのはよかったですが、ちょっと攻められ過ぎでしょうか。

試合《後半》

後半のメンバー交代はなし。

後半はもう少し、日本の時間を作れる試合運びにをしてもらいたいところですが、後半開始から、相変わらず韓国ペースで、なかなか落ち着かせることが出来ないですね。
このあたりは、今代表のちょっと物足りなく、もどかしい部分ではありますね。

槙野→6 徳永悠平(後半7分) 徳永が右SBで、駒野が右から左SBに。

次第に日本がリズムを掴みかけたりもしたのものの、やはり掴みきれずと、日韓両チームとも主導権を握りきれず、試合は一進一退ですね。

工藤→14 山田大記(後半25分)

後半40分前後には韓国の猛攻を受けて、ヒヤヒヤの展開もあってと、チャンスとしては韓国の方が作っていたでしょうか。

高萩→33 豊田陽平(後半43分)

最後に豊田の高さと強さに期待したいところでしたが、決め手を欠いた感じの両チームで、このまま引き分けかと思った後半終了間際(後半46分)、原口のシュートのこぼれ球を柿谷がダイレクトで劇的ゴ〜〜〜ル!

原口の持ち味である、積極性も目を引きました。

ロスタイムが5分となかなか時計が気になり、実際最後の最後までゴール前の危ないシーンがありましたが、何とかしのいで2—1で試合終了!

東アジアカップ、初優勝を手にしました!おめでとうございます!
何とも手に汗握るゲームでしたね。

試合後の感想

実際試合を振り返ってみれば、ほとんどチャンスらしいチャンスはなく、攻められる時間も長く、そのあたりは褒められたものではないですが、その中の少ないチャンスをしっかりものにしたのは素晴らしく、最後まで集中力を切らさなかった守備も、ここ最近の試合と比べると、良かったのではないでしょうか。

とにかく柿谷の決定力が光っていて、相当のインパクトを残しましたね。
柿谷は得点力不足が常にいわれる代表FWにとって、次回招集されない理由はないと思うのですが、その他のメンバーはこの大会の3試合、というか、メンバーをがらっと変えての試合があるので、ほぼ1〜2試合での判断というのは難しそうですね。

なかなかFWの得点というような、分かりやすい結果も出ませんしね。
特に、守備的な選手たちにとっては、全試合で失点しており、今後の代表招集という点ではちょっと厳しい結果ではありますね。

中盤の山口は守備に関してはなかなか利いてましので、さらにゲームメイクできる力があれば、代表に割ってきそうですが、やっぱり現代表の壁は厚いかな。

代表常連のGKの西川は落ち着いてましたし、これまであまりいいところのなかった栗原、頑張ってましたね。

何より、代表とはいえ、ほとんど初顔合わせの急造チームで優勝という結果を残せたのは、各選手にとっては大きな自信になって、今後のJリーグも楽しみになります。

次回の代表戦は、8月14日のウルグアイとの親善試合でしょうか。

今大会から何名が新たに招集されるのか、されないのか。

新たに招集されるということは、現代表から選に漏れる選手がいるということで、やっぱり厳しい世界ですが、さらに日本代表が強くなることを願って、次回を楽しみにしたいと思います。