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クロスビー・スティルス&ナッシュのデビュー・アルバム〜3人のコーラスが抜群の美しさ

クロスビー・スティルス&ナッシュ先にCSN&Yによる「デジャ・ヴ」を手にしていたのですが(記事はこちら:デジャ・ヴ/クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y))、次にこのスーパー・グループのデビュー・アルバムを手に入れました。

CS&Nの3人による、タイトルもそのままのこちらのアルバムですね。

クロスビー・スティルス&ナッシュ」(Crosby, Stills & Nash

1969年発表ですね。
輸入盤の中古を手にしたのですが、盤の状態がかなり悪く、ちょっとがっかりしました(こういうことって、結構あるんですよね…)。

しかし、気をとり直して針を落とすと、途端に始まる、アコースティック・ギターとコーラスが見事な「組曲:青い目のジュデイ」(Suite: Judy Blue Eyes)が、まず素晴らしいですね。

他にも、「木の船」(Wooden Ships)の緊張感漂うコーラス、「どうにもならない望み」(Helplessly Hoping)の美しい旋律、等々。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
3人についての詳細は、ここでは省きますが、変幻自在、抜群のコーラス・ワークにとにかく引き込まれます。
どれが主旋律なのか、というより、3人の歌声が一体になって、ひとつの旋律を作り上げているようで、見事です。華麗です。

加えて、アコースティック・ギターの演奏が印象的で耳に残ります。
サウンド的にはやはり、スティーヴン・スティルスの存在が大きいようですね。

このブログで先に出てきた、ニール・ヤングが加わった次のアルバム「デジャ・ヴ」は、名曲揃いで本当に素晴らしく、間違いなく名盤ですが、こちらのアルバムの方が、3人それぞれの個性が発揮された上で、より3人の一体感があるようにも感じられます。

これだけ、もの凄い成功を収めていても、当初の活動はCSN&Yを含めて、スタジオ盤2枚とライブ盤1枚ですから、なんとも短いですよね。

ただ、その後も色々な形で(色んなメンバーの組合せで)再結成もしたりしているので、バンドという枠組みにとらわれない、あくまでも個人主体の集合体(グループ)という考え方が基本にあるのでしょうね。

その後の何枚かも聴く事が出来たので、そのうちに。

 
◆iTunes StoreでCrosby, Stills & Nash – Crosby, Stills & Nashをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.6.18)


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