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ポール・バターフィールズ・ベター・デイズの2nd「イット・オール・カムズ・バック」〜アメリカン・ルーツ・ミュージックを基調とした南部の香り漂う味わい深い1枚

イット・オール・カムズ・バックポール・バターフィールドバターフィールド・ブルース・バンドの解散後に結成したバンド、ベター・デイズ

バターフィールド・ブルース・バンドを聴いて、すっかりまいってしまったポール・バターフィールドの名前は、レコードを探すたびに常に気にしていたのですが、あまりに情報がなかった高校生の時は、正直言うと“ベター・デイズって何?”という感じだったんです。

けど、やっぱりそこでポール・バターフィールドのバンドなので、気になって手にしたのが、こちらのアルバムです。

イット・オール・カムズ・バック」(It All Comes Back

輸入盤なので詳しい事が分からなかったのですが、1974年発表のベター・デイズの2ndで、というかベター・デイズとしては2枚しか出していないので、最後のアルバムとなりますね(発掘ライブアルバムがあるようですが)。

何と言ってもベター・デイズのメンバーが良いですよね。
ジェフ・マルダーにエイモス・ギャレットに。それにジャケットを見ると、このアルバムにはゲストとしてボビー・チャールズ、マリア・マルダーの名前がありますしね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
ブルースを基本にしながらも、南部色が濃いというかアメリカン・ルーツ・ミュージックを感じると言うか、何とも味わい深いですね。

名曲「Small Town Talk」(スモール・タウン・トーク)はジェフ・マルダーのヴォーカルですが、ポール・バターフィールドのハープも効果的ですし、エイモス・ギャレットのギターもいいですね~
しみじみ…

ポール・バターフィールドの名前が表に出ていますが、あくまで6人のメンバーによるバンドとしての統一感が心地良いです。

わずか2年程の活動期間しかないのは、なんとももったいないですね。

そういえば、この頃、ポール・バターフィールドはウッドストックにいたんですよね。
このような、おおらかなというかリラックスしたサウンドも、やっぱり“ウッドストック”という土地に関係あるのですかねぇ。

実はこのアルバム、すごい久しぶりに聴いたのですが、これはいいですねぇ。隠れた名盤ですね。
別に隠れてないか…



◆iTunes StoreでIt All Comes Back – Paul Butterfield’s Better Daysをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.6.19)


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