ホワイト・ブルースと言えば、必ず名前が出てくるのがジョン・メイオールとポール・バターフィールドですよね。
ポール・バターフィールド・ブルース・バンドで最初に購入したのが名盤といわれるデビュー・アルバムでしたが(→ザ・ポール・バターフィールド・ブルース・バンド)、彼らの更なる名盤といわれる、このアルバムを探していました。そして、中古レコード店で見つけました!(いつ頃だったかな~)
「イースト・ウェスト」(East-West)
発表は1966年で、彼らの2作目ですね。
前作に比べると、シカゴ・ブルース一辺倒という感じではなく、曲調も変化に富んでいる印象ですが、とにかくエネルギーに満ちた意欲作ですよね。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。何と言っても、A面、B面それぞれ最後のインストの曲が、やはり聴き所なのでしょうね。マイク・ブルームフィールドとエルヴィン・ビショップのギター・バトルと言った所でしょうか。
A面最後の「ワーク・ソング」はキャノンボール・アダレイのヒット曲だそうですが、残念ながらジャズは詳しくなく、そこら辺の情報はよく分からないのですが、このリフは確かに耳にしますね。
ベース・ラインからしてジャジーですが、とにかく2人のギターがスリリングなソロを聴かせてくれています。
マイク・ブルームフィールドがよりそこら辺を意識したギターを弾いていますよね。
B面最後のアルバム・タイトル曲の「イースト・ウェスト」は、13分に及ぶその演奏自体有名ですが、本当に白熱したセッションが聴かれます。
曲調はエキゾチックな感じが全体を支配していて、マイク・ブルームフィールドがそっち系のギター・ソロをかなり弾きまくっていて、対してエルヴィン・ビショップはよりストレートなギターを聴かせてくれています。
ブルースという範疇のかぎりではなくなっていますが、アルバム通して聴きごたえ十分ですよね。
確かに、名盤です。
◆iTunes StoreでEast-West – The Paul Butterfield Blues Bandをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.4.11)