今さら聞けない、茅の輪くぐりってなに!?どうするの!?〜住吉神社の茅の輪をくぐってきました

先日6月下旬に、地元・小樽総鎮守の住吉神社に行く機会があったのですが、社殿の前に大きな輪が。

確かこれは…

今さら聞けない、茅の輪ってなに?

これは茅の輪(ちのわ)というものですが、そもそも何をするものなのかがよく分からない。きっとくぐるんだろうけど…

神事って、なんとなく知っているようで、やっぱり分かってない、ということがたくさんあるんですよね。

ということで、地元の神社でせっかく目にしたので、この茅の輪について、ちょっと調べてみました。

まずは、この輪について、以下は、コトバンク(デジタル大辞泉の解説)からの引用です。

夏越(なご)しの祓(はらえ)に用いる。チガヤまたはわらで作った大きな輪。くぐると疫病をまぬがれるとされる。あさじのなわ。すがぬき。
茅の輪(ちのわ)とは – コトバンク

茅の輪の「茅(ち)」は“ちがや”、“かや”とも読みますね。

さらには、夏越の祓(なごしのはらえ)についても(デジタル大辞泉の解説)。

陰暦6月晦日(みそか)に、罪やけがれを除き去るため宮中および諸社で行われる祓の行事。茅(ち)の輪をくぐったり、人形(ひとがた)を作って身体をなでて清め、それを水に流したりした。輪越しの祭り。みなづきばらえ。なごしのみそぎ。なつばらえ。
夏越しの祓(ナゴシノハラエ)とは – コトバンク

で、この茅の輪をくぐるのを茅の輪くぐりというのですね。

住吉神社のサイトを見てみると、「行事・例祭のご案内」のページの大祓式(夏越大祓)【6月30日】という項目で、次のような紹介がありました。

半年間の罪穢れがあれば大神様のお力により御祓い申し上げ、残り半年間が家族共々健康で安泰で有ることを祈る祭事 。この大祓式で茅の輪くぐり神事を執り行います。
行事・例祭のご案内 of 小樽総鎮守「住吉神社」公式サイト

そっか、住吉神社でも、6月30日に夏越大祓での茅の輪くぐりが神事として行われているのですね(大祓式は12月31日にも行われますね)。知らなかった…

※大祓について(デジタル大辞泉)

毎年、6月と12月のみそかに、諸人の罪やけがれをはらい清めるため、宮中や神社で行われる神事。6月を夏越(なごし)の祓(はらえ)・夏祓、12月を年越しの祓という。古くは、朱雀門(すざくもん)前で、親王・大臣をはじめ百官を集めて行われ、大嘗祭(だいじょうさい)や疫病流行などのときには臨時に行われた。中臣(なかとみ)の祓。おおはらい。
大祓(おおはらえ)とは – コトバンク

大祓 – Wikipedia

今さら聞けない、茅の輪はどうやってくぐるの?

さて、茅の輪がどういうものか分かったところで、では、この茅の輪はどうやってくぐるの?

ということで、茅の輪くぐりの方法ですが、これはいくつかのサイトを参考にさせてもらいました。

神社などによって、細部で違う場合があるようですが、基本のくぐり方は次のような感じで、8の字を描くようにくぐっていきます。というか横向きだから「∞」の字かな。

茅の輪の前に立って一礼して、左足で茅の輪をまたいでくぐり、輪の左を回って茅の輪の正面に戻る

一礼して、右足で茅の輪をまたいでくぐり、右に回って茅の輪の正面に

一礼して、左足で茅の輪をまたいでくぐり、左に回って茅の輪の正面に

一礼して、左足で茅の輪をまたいでくぐり、そのまま拝殿に行ってお参りする

ということで、回るのは3回で、くぐるのは4回ですね、
(唱えことばがあったり、混雑している場合は1回だけということもあるとか)

※参考サイト
神明社:茅の輪について
茅の輪くぐりの作法を徹底解説! 京都をはじめ有名な15寺社も紹介! | ホトカミ
茅の輪くぐりとは|意味や茅の輪の由来,くぐり方等作法について解説 | 神仏.ネット
茅の輪のくぐり方(箱根神社)

おわりに

ということで、今さら聞けない、茅の輪くぐりについてでした。

せっかくですから、私も住吉神社で茅の輪をくぐり、この半年間の厄払いと、無病息災の祈願をしてきました。

今年、ちゃんと調べたので、来年からは戸惑わなくてすみそうです。

北海道小樽市に鎮座する「住吉神社」(小樽総鎮守住吉神社)の公式サイトです。通常の神事の他、出張祭典や様々なご祈祷をご奉仕しております。