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ホワッツ・シェイキン/ラヴィン・スプーンフル、ポール・バターフィールド・ブルース・バンド、エリック・クラプトン&ザ・パワーハウスほか

ホワッツ・シェイキン以前書いたのですが、ホワイト・ブルースの名盤「ザ・ポール・バターフィールド・ブルース・バンド」を購入したのは、国内再発盤の「青春秘蔵版」というシリーズです(相変わらず、ちょっと気恥ずかしい名前のシリーズ名ですが…)。

実は、もう1枚、このシリーズの帯を目にして買ったのが、こちらのアルバムです。

ホワッツ・シェイキン」(What’s Shakin’)

このアルバムは「ラヴィン・スプーンフル」と「ポール・バターフィールド・ブルース・バンド」をメインにしたオムニバス・アルバムで、「エリック・クラプトン&ザ・パワーハウス」というレコーディング用バンドの演奏も聴く事が出来ます。

やはり、このアルバムをお店で目にして、ポール・バターフィールド・ブルース・バンドとクラプトンの名前を見たら、買わずにはいられませんでした。
その他に「アル・クーパー」、「トム・ラッシュ」(すいません、ほとんど知りません)の演奏が入っています。

オリジナルは1966年発売という事なので、結構古い録音ですよね。

興味が向いたのは、やはり「ポール・バターフィールド・ブルース・バンド」と「クラプトン&ザ・パワーハウス」で、これを聴きたくて買ったも同然でしたからね。

クラプトンはクリームを結成する前ですが、メンバーにはスティーヴ・ウィンウッドとジャック・ブルースがいて、ここの演奏ですでに、この後のクリームからブラインド・フェイスへの香りがしています。
ちなみに、クロスロードの原型もここで聴くことができます。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
そして、個人的にはやはり「ポール・バターフィールド・ブルース・バンド」の演奏が、ホワイトブルースという点からも惹き付けられます(録音時期から見ると、どうやら絶好調のときのようですね)。

このアルバムの元々メインとなっている、ジョン・セバスチャン率いる「ラヴィン・スプーンフル」は、数々のヒット曲を出していますが、残念ながらその後はあまり聴く機会がありませんでしたが、ここでは、ブルースのエッセンスを取り入れつつポップ感のあるバンド・サウンドを聴かせています。

スーパーセッションでしか知らなかったアル・クーパーをここで聴けたというのは何だか得した気分でした。収録は「泣かずにいられない」の一曲ですがいいですよね。

このアルバムは、若手白人ミュージシャンのエネルギーに溢れていて、かなり聴きごたえのあるホワイトブルース・アルバムではないかと思います。

たしかに「青春秘蔵版」といっていいかも…


※Amazonアソシエイトプログラムでも紹介してますが、記事中のものと同じ内容ではない場合もあるのでご了承願います。
◆iTunes StoreでWhat’s Shakin’ – Various Artistsをチェックする。

※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです