高校生の頃は、近くにブルース好きの知り合いはおらず、ブルースを扱うレコード店がある訳でもなく、いざブルースに興味を持っても何ともハードルが高く、いったい何を聴けば良いやら、どこに行けばよいやらで、興味はあるもののなかなか近づく事の出来ないブルースの世界でした。
結局はエリック・クラプトン等のメジャーなミュージシャンのレコード等から情報を得ていく訳ですが、以前、ブログにも書きましたが、クラプトンからフレディ・キングを聴くことができて(→フレディ・キング「Freddie King (1934-1976)」〜エリック・クラプトンからブルースへ~)、それでは次の「キング」という事で探していて出会えたのが、B.B.キングのこちらのアルバムでした。
「ライブ・アット・ザ・リーガル」(Live at the Regal)
モダン・ブルース最高峰、ブルースの王様B.B.キングのライブの名盤ですね。
高校生の時にこれを聴いたときは、「あぁ、これがブルースなんだぁ」と、感動とともに妙に納得したのを覚えています。
それまではロックのバンドの基本形による演奏ばかりを聴いていたので、ホーンを従えたバックの演奏もこの時は新鮮でした。そしてこれも、やっぱり「あぁ、これがブルースなんだぁ」と納得したりして(笑)
「エヴリ・デイ・アイ・ハヴ・ザ・ブルース」から始まり、そのボーカルといい、ギターといい、B.B.キングの、そしてブルースの魅力がぎっしり詰まっていて、最高の1枚ですよね。
1964年にシカゴのリーガル・シアターで収録されたライブ・アルバムですが(1965年発表)、この時期に既にそのスタイルは確立されていて、B.B.キングが以降の音楽に与えた影響が伺い知れます。
詳細は分からないですが、このアルバムにはジャケット違いがありますね。
ちなみに、購入したのは国内の再発版なのですが(白いジャケットの方)、このシリーズが結構面白くて、桑田圭祐さんが企画・立案の「日本のトップ・ギタリストによるB.B.キング・セレクション」というB.B.キングの再発シリーズ版で、ちなみにこのアルバムの選定はクリエーションの竹田一夫さんでした。
B.B.キングはこの頃でも既にアルバムがいっぱい出ていて、何を選べばよいのか、かえって手が出しにくいですよね。
その中で、このアルバムを手に出来て本当に良かったです。
もちろん、その後も愛聴版になりました。
※Amazonアソシエイトプログラムなどでも紹介してますが、記事中のものと同じ内容ではない場合もあるのでご了承願います。
◆iTunes StoreでLive At the Regal – B.B.キングをチェックする。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.2.22)