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Midnight Believer/B.B.キング〜クルセイダーズと共演の異色の名作

ミッドナイト・ビリーヴァー/B.B.キング数あるB.B.キングのレコードの中で、何故このアルバムを選んだのかは、今となっては思い出せませんが、そのアルバムが輸入盤で購入したこちら。

Midnight Believer
(ミッドナイト・ビリーヴァー)

このアルバムの内容は、手にした高校生の当時は知らなかったはずなので、恐らく輸入レコード店でたまたま見つけて、値段も手頃だった、といったところだと思うのですが、当時はとにかくB.B.キングのレコードは何でも聴きたかったんですよね。

発表は1978年ということなので、実は、新譜として発売されて間もない頃に手にしたことになります。

輸入盤で詳しい事は分からなかったのですが、このアルバムは、当時、ジャズと言うか、所謂フュージョン・バンドとして大人気だったクルセイダーズとの共作ということで、そのサウンドもモダン・ブルースは通り越してしまって、完全にそっち側で、異色のアルバムとも言えますね(ジョー・サンプル大活躍してます)。

本格的なブルースを聴こうと身構えて聴くと、肩すかしを食らいますが、何の何の、そのサウンドはバックの演奏、女性コーラス、ホーンと相まって、B.B.キングの歌とギターが何の違和感もなく完全にハマっていて、かなり聴きごたえがあります。

アルバム・タイトル曲の「ミッドナイト・ビリーヴァー」とか、かなりカッコいいです。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
正直言うと、ちゃんと聴いたアルバムとしては「ライブ・アット・ザ・リーガル」の次がこれだったもので、そのサウンドに違いがありすぎてちょっと戸惑いました。
(→ライブ・アット・ザ・リーガル/B.B.キング〜B.B.キングを聴くならまずはこれ。ブルース・ライブ・アルバムの名盤

はっきり言って、もうちょっとその他の正統派ブルースのアルバムをきちんと聴かないと、B.B.キングのこともよく分からないと思いましたね(いっぱい、リリースされてるんですからね)。

それでも当時の私としては、ブルースっぽくはなかったものの、何だか背伸びしたオシャレな音楽を聴いて、ちょっと得したような気分にもなったものです。

 
◆iTunes StoreでMidnight Believer – B.B.キングをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.4.4)