高校生の頃、ブルース・マンの中でフレディ・キングは、比較的早い時期にアルバムを手にして聴くことができました(→フレディ・キング「Freddie King (1934-1976)」)
当時、よく聴いていたエリック・クラプトンが、フレディ・キングを好きだったという事もあって、まずはその名前を覚えたのですが、何と言ってもストレートなブルース・ギターをガツンと聴かせてくれるスタイルがスカッとして、気に入ってしまいまいた。
昔はなかなかブルースのレコードを探すのは大変で、選ぶ余地ってあんまりなかったんですよね。なので、例えばお気に入りとなった、フレディ・キングのアルバムをお店で見つけると、これはすぐに「買わないと」って思ってしまったものです。
で、そんな思いで輸入レコード店で見つけたのが、こちらのアルバム。
「Freddy King Sings」(フレディ・キング・シングス)
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。何かで読んで、確かにと思ったのですが、ジャケットの顔からして、ガハハ〜!ブルースやるぞ~!ギター弾きまくるぞ~!ってな表情で、何だか迫力ありますよね、このお顔。
後期のロックよりのギターとは違い、まだ、この時期のギターはクリアな音で歪んではいないのですが、弾いてます弾いてます。ご機嫌に弾いてます。
そして、そのギターにも増して、ヴォーカルに迫力があり、歌いまくってますね。
フレディ・キングはインストも有名ですが、このアルバムでは全曲歌っています。
タイトルが“シングス”ですからね。
「See See Baby」「Have You Ever Loved A Woman」「I’m Tore Down」などの名曲も、ここで聴く事が出来ます。
テキサス生まれでその後シカゴへ移住していて、そこで揉まれたそうで、スタイル的にはB.B.キングをはじめとするモダン・ブルースなんでしょうが、ギターも歌もよりストレートに吐き出している感じでしょうか。
このアルバム、1961年(62年?)の発表で、デビュー・アルバムなんですね。
キング・レコード(傘下のフェデラル)時代の録音として、かなり有名なようで、たまたま出会ったアルバムなのに、何ともラッキーでした。
ちなみに、フレディ・キングの英語表記は、Freddie KingだったりFreddy Kingだったりするようです。
フレディ・キングは、1976年、42歳の若さで他界しています。
◆iTunes StoreでFreddy King Sings (Original Album – Digitally Remastered) – Freddy Kingをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.4.4)