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Hide Away/フレディ・キング〜初期のキング/フェデラル時代からの選曲によるコンピレーション・アルバム

Hide Away/フレディ・キングブルース・マンの中では、比較的ブルース聴き始めの頃から熱心に聴いていたのがフレディ・キングです。

確かにこの人のギターはロックよりで、豪快に歌い上げるヴォーカルも含めて、とっつきやすかったかもしれませんね。

元々エリック・クラプトンがフレディ・キングを好きだったということで注目し始めたのですが、このブログでフレディ・キング3枚目の登場となるアルバムがこちらです。

Hide Away

2枚組の輸入盤なんですが、このアルバムの詳細は全く分からないです。
元々は1976年発売で1988年に再発されたと思われる企画物でしょうが、ジャケットも他で見た事がなく、このアルバムについて記載されている物も見当たりませんでした。

内容はというと、初期のキング/フェデラル時代からの選曲で、全21曲収録されています。
初期の有名なインストから歌入りまで、ひと通りたっぷりと聴く事ができて、購入当時は結構嬉しかったのを思い出します。

前回このブログで登場した「Freddy King Sings」は、タイトル通りヴォーカル入りの曲でしたから、初期に人気のあったというこの人のインストも聴いてみたかったんですよね。
クラプトンのカバーで有名な「Hide Away」なんかは特にですね。

その「Hide Away」の他、インストは「The Stumble」「Remington Ride」「Sen-Sa-Shun」等々、代表的とされている曲が収録されており、当然ですが、弾きまくっているギターをより堪能できます。

「I’m Tore Down」や「Have You Ever Loved A Woman」「See See Baby」等の代表曲も、ちゃんと楽しむ事ができます(実はここら辺の曲は、先ほどのアルバム「Freddy King Sings」にも収録されているんですけどね)。

出身はテキサスで、その後シカゴへと移住してから活動を始めているようで、マジック・サムとの交流が深かったようです。
B.B.キングをはじめとするモダン・ブルースの次なる世代を担ったブルース・マンですね。

ブルースとしては深みがないという人もいるかもしれませんが、ロックよりのブルース・ギターを求めている人には、これほど素晴らしい見本となるミュージシャンはいないのではないでしょうか。
もちろん、私もこの壮快に弾き放つアタックの効いたギターは大好きです。

◆iTunes Storeでフレディ・キングをチェックする。

※いつものように、Amazon.co.jpのアソシエイトプログラムでCDを紹介しようと思ったのですが見つけられませんでした。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.10.4)


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