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アルバム「ラスト・ワルツ」/ザ・バンド〜歴史的なラスト・コンサートを収録した3枚組のアルバム

ラスト・ワルツ/ザ・バンドリバイバルで上映されていた、ザ・バンドの映画「ラストワルツ」を観たのは高校生の時でした。

リバイバルですから、残念ながらリアルタイムではないのですが、とても懐かしいです。そして、その時の衝撃は今でも忘れません(そこら辺の話は以前のこちらの記事で:初めて見た時に衝撃を受けた映画「ラストワルツ」/ザ・バンド)。

その時は既にアルバム「ラストワルツ」は出ていたのですが、さすがに3枚組は高価ですぐには買えませんでした。
で、それから何年経ったでしょうか、やっと手にする事ができました。

ラスト・ワルツ」(The Last Waltz

1978年発表。説明不要でしょうが、一応基本情報を記しておくと、1976年11月25日にサンフランシスコのウインター・ランドで行われた、ライブ活動の最後を告げる、ザ・バンドの実質的な解散コンサートを収録した3枚組のアルバムですね。映画のサントラ盤でもあります。まあ、解散については、かなりロビー・ロバートソンの勝手な所があったようですが…


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
アルバムに針を落とし、「ラスト・ワルツのテーマ」の冒頭の低音が聴こえてくると、ジ~ンとしてきます。
ザ・バンドの曲の他、豪華なゲスト陣がザ・バンドをバックに歌い、一緒に演奏する曲はどれも素晴らしく印象的です。

アルバムの収録順は実際のライブの順番とは違うようですが、そこら辺は、今であれば容易に手に入る映像ソフトを観ればよい事ですが、当時はそんなことより、とにかく聴いていると、映画で見た映像が蘇ってきて、頭に焼き付けたライブの模様を思い出しながら聴くといった感じで、それだけで感激再びでしたね。
今でこそ、見ようと思えば映像はすぐ見られますが、昔はそうもいきませんでしたからね。

加えて、ちょっと嬉しかったのが、“ラスト・ワルツ組曲”とタイトルがついている3枚目のB面。
ロビー・ロバートソンによる新作も入っていて、ロビー・ロバートソンがヴォーカルをとる「ブルースから逃れて」やエミルー・ハリスの「イヴァンジェリン」、ザ・ステイプル・シンガーズによる「ザ・ウェイト」等が収録されてます。

そして、アルバムは再び「ラスト・ワルツのテーマ」(with Orchestra)で終わりを告げる。

今聴いても、美しい曲です。思い出深いです。

◆iTunes StoreでThe Last Waltz – ザ・バンドをチェックする。

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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.10.5)


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