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ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/ザ・バンド〜デビュー作であって歴史的名盤

ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク

このアルバムは、ザ・バンドの記念すべきデビューアルバムであって、歴史的名盤でもありますね。

ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク

1968年の発表のザ・バンドのデビュー作ですが、国内再発盤を手にしました。

そもそも、ザ・バンドとの出会いは、高校生の頃にリバイバルで上映されていた、映画「ウッドストック」との同時上映で、映画「ラストワルツ」を観たことなんですが、その時のお目当てはあくまで「ウッドストック」で、ザ・バンドのことは、バンド名くらいしか知らなかったんですよね。
初めて見た時に衝撃を受けた映画「ラストワルツ」/ザ・バンド | ローカルブロガーのメモ帳

ところが映画を観て、どちらかというと「ラストワルツ」のほうに、より衝撃を受けてしまった私が、まず手にしたのが、デビュー作であって歴史的名盤といわれる、この「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」というわけです。

ただ、土の香りのするシンプルで力強いサウンドは、手にした時に高校生だった私にはちょっと早かったのかも知れず、最初に聴いた時は、映画「ラストワルツ」を観たときのような高揚感は実はなかった、というのが正直な感想なんです。

当時よく聴いていた、エリック・クラプトンがこのアルバムを気に入っているとか、映画「ラストワルツ」でのロビー・ロバートソンのギターに痺れてしまったとかの前準備はあったのですが、あまりに渋くて…
ちょっと、背伸びしすぎた感じでしたね。

ただ、年を重ねて聴けば聴く程、その味わい深いサウンドに引き込まれていき、何度も何度も繰り返し聴いたものです。
名曲「ザ・ウェイト」とか「アイ・シャル・ビー・リリースト」は当然ながら、このアルバムは本当に何回聴いてもいいですよね。

ボーカルは主に3人がとってますが、個人的にはリチャード・マニュエルの歌声が大好きだったので、1986年に自殺したとの報を聞いたときはショックでした。

その後一度だけ東京にいるときにライブを見る事ができたんですが、ロビー・ロバートソンがいなかったのも残念でしたが、なによりリチャード・マニュエルの声が聞けなかったのが本当に残念でした。
その後、リック・ダンコも亡くなっているんですよね(2012年4月には、リヴォン・ヘルムも亡くなってます)。

ちなみこの時購入したアルバムは国内再発盤の「ROCK GREATEST 1800」というシリーズで、値段が1,800円と安くなっており、時々名盤シリーズと銘打って再発されるこのようなシリーズは小遣いでやり繰りしていた、高校時代の私には本当にありがたかったものです。

 
※Amazonアソシエイトプログラムでも紹介してますが、記事中のものと同じものではない場合もあるのでご了承願います。
※画像等を追加しました(2011.1.12)
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※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです